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【速報】BALM(旧ビッグモーター)顧客の補償に向けた具体的な対応を発表
2024/11/20
旧ビッグモーターの存続会社であるBALMは11月20日、同社が2018年1月1日~2023年8月31日にかけて行った事故車整備における不適切な扱いについて、被害回復に向けて補償を進めていくことを発表した。
同社は補償について、現在保管されている画像や見積書などの資料を基に調査を行い、不適切な行為が行われた「疑義がある」ものも、不適切な行為があったものとして被害回復を行うとしている。
対象となる顧客は20万人で、同社による不適切な行為またはそれが疑われるものを3つに分け、それぞれのパターンに応じた対応を進めていく。
1.修理未履行事案
修理内容について合意していたものの、必要な作業を実施していないもの
2.作業不適切請求事案
本来必要のない作業を実施するなどの方法により、顧客に対し直接費用を請求したおそれがあるもの。(保険会社を利用せずカーオーナー自らの実費による修理を指す)
3.保険金不適切請求事案
本来必要のない作業を実施するなどの方法により、損害保険会社や共済に対し、過剰な保険金請求をしたおそれがあるもの。
このうち、1と2については、顧客に生じた損害を同社が実額を保証する。3については同社が損害保険会社や共済に対し不正請求した分を返金する。その結果、保険会社や共済の判断で保険等級の見直しが適宜行われる見込みとなっている。
また、2018年1月1日から2020年12月31日までの間について、写真や見積書などの資料が同社に保管されていない。そのため同社は事実上調査が難しいため、そのお詫びとしてQuoカード500円分を送付する。
加えて、今回の対象となっていない2017年12月31日以前に修理を行った顧客については、同社は資料を保管していない。そのため顧客自身の問い合わせや損害保険会社や共済が保有する資料などに基づく調査状況を踏まえ、改めて対応方針を検討・協議するとしている。
こうしたことから事実上、2020年12月31以前の事案については、同社が資料を保有していないため、単独での確認や調査が難しいということになる。同社の資料の保存基準がどのようなものであったのか、定かではないが、自家用車の定期点検整備記録簿の保存義務は2年なので、それ以上残していなかったということなのかもしれない。
[U]
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