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【農業Week:ヤマハ発動機】「果樹園作業支援自動走行車」コンセプトモデルを参考出品
農業用ドローン「YMR-2」と無人ヘリコプター「フェザーR AP」も参考出品
2022/11/27
2022年10月12~14日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された、プロ用およびDIY向けツールの展示会「第12回ツールジャパン」、農業・畜産の総合展「第12回農業Week」、園芸、アウトドア、空間デザイン分野の総合展「第16回国際ガーデン&アウトドアEXPO」(主催:RX Japan。業界向け商談展のため一般・18歳未満の入場不可)。
「第12回農業Week」内の「第9回国際スマート農業EXPO」に出展したヤマハ発動機は、「果樹園作業支援自動走行車」のコンセプトモデルを参考出品。農業用ドローン「YMR-2」と無人ヘリコプター「フェザーR AP」も参考出品した。
「果樹園作業支援自動走行車」コンセプトモデル
「果樹園作業支援自動走行車」コンセプトモデルは、同社ゴルフカー・リチウムイオンバッテリータイプのパワートレインやシャシー(タイヤは農機用に変更)をベースとしつつ、同社女性デザイナーが手掛けた可愛らしいポップなエクステリアを新開発。これに2個のLiDARとマップデータ受信用Wi-Fiアンテナをフロントに、横方向に回転可能なシートと電動でリフトアップ可能なパレットをリヤに搭載している。
「果樹園作業支援自動走行車」のフロントに搭載された2個のLiDARとWi-Fiアンテナ
これにより、果樹園などの樹列で枝の剪定や受粉、摘果、収穫などの作業を行う際、作業者のリモコン操作で自動走行・停止を可能にし、作業負荷の大幅な軽減を実現している。なお、一般的な車両と同様、作業者が自ら加減速や操舵を行うことも可能だ。
シートを横方向に回転させ、パレットをリフトアップした状態。この状態で枝の剪定や受粉、摘果、収穫などの作業を行う
2023年春に発売予定の農業用ドローン「YMR-2」は、6枚ローター(回転翼)レイアウトとボックスフレーム構造により飛行安定性を高めたほか、ハッキングによるノウハウ流出や機体乗っ取りなどから生産者を守る高い情報セキュリティ機能を実装。初心者でも簡単に運用できる新型自動航行・離着陸アプリケーション「agFMS-2m」も備えている。
農業用ドローン「YMR-2」
農業用無人ヘリコプター「フェザーR AP」は、現行モデルの「フェザーR」に自動飛行機能を追加したコンセプトモデル。高度な操縦技術が求められる無人ヘリコプターに自動飛行機能を追加することで、操縦者の負担を軽減するとともに、農薬や肥料などの散布作業の効率化や散布品質の均一化にも寄与する、としている。
(文・写真=遠藤正賢)
農業用無人ヘリコプター「フェザーR AP」
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