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    JATTO、「第一回全国会議」をWeb開催

    • #ニュース

    2020/12/15

     日本技能研修機構(JATTO、石下貴大代表理事)は11月11日、会員、技術協賛会員、協賛会員への活動報告及び情報共有を目的とした「第一回JATTO全国会議」を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインシステムを利用し、Web上での開催となった。
     冒頭、挨拶に立った石川明男理事は、「2020年4月に施行された特定整備認証、2024年に開始されるOBD検査に対応するためには、高精度な機能調整作業が必要になる。それら作業を、当機構の工場ネットワーク『エーミングジャパン』の会員が担うことにより、整備事業者への支援だけではなく交通事故撲滅に向けた社会貢献にもつながる」と述べ、同機構が構築を進めている整備ネットワークの意義を改めて強調した。
     会議では、各会員の入会状況などの今期活動実績とともに、入会募集スケジュールなどの来期計画を発表。また独自に開発した「Pro-ADAS受発注管理システム」について、作業料金算出方法の根拠などが提示された。
     続いて、センサー類キャリブレーション作業を対象として同機構が推奨する機器について、関根武史、藤田隆之の両理事が解説。全国で販売されている工具機器を実際に使用した上で、作業性・品質を公平・公正に判断する認証の流れとともに、現在の認証状況が報告された。
     閉会の挨拶に立った柴健太郎理事は、「設備機器をそろえただけでは、適正なエイミング作業をすることはできない。高精度な作業を実現するためには、技術・情報を蓄積するとともに会員に幅広く共有し、我々が業界をリードしていくことが大切である。エイミング未実施車両の撲滅を目指し、安全・安心な車社会の実現に向けた社会貢献を進めていく」と、今後の方針を示した。

    挨拶する石川明男理事

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