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BASFジャパン、「第13回国際R-Mベストペインター・コンテスト」日本大会決勝を開催
2020/12/15
BASFジャパン(本社=東京都中央区)は11月1~21日にかけて「第13回国際ベストペインター・コンテスト」の日本大会決勝を開催した。今大会のテーマ「優れた才能、デジタル能力-速いプロセス、環境効率の高いソリューションの開発」は、サステナビリティーの考え方の下、迅速な補修プロセスとデジタル・ソリューションを推進していくことを表している。
本来、10月16・17日に新羽リフィニッシュコンピテンスセンター(神奈川県横浜市)での開催を予定していたが、今般のコロナ禍の状況を踏まえ、選手及びその家族の健康と安全を第一に検討を重ねた結果、開催方法を変更。「新羽では叶えることができなかったことを実現する大会」をコンセプトに、予選を通過した8人へ審査員を派遣する形で最終審査を実施し、結果発表は12月2日に行われた。同大会は、同社の水性塗料・オニキスHD導入工場の塗装技術者を対象に行われ、日本大会の開催は4回目となる。
開催に当たり、石田博基社長はビデオメッセージで「コロナ禍の極めて厳しい状況の中、今年の大会は例年とは大きく違った形態となったが、日本大会決勝を開催できることをうれしく思う」とし、「新型コロナウイルスとの戦いの中、事業運営も決して容易なものではないと察する。本大会と同様に知恵や工夫を出し合いながら、この状況をチャンスととらえ乗り切っていきたい」と決意を述べた。続いてコーティング事業部オートモーティブリフィニッシュ部・神部大介シニアマネージャー、歴代チャンピオンから激励のメッセージが届けられた。
競技は全4種目で、①補修内容に応じた正しい製品選択(競技時間30分)、②塗装済みのパネルを基に課題色となるようなカラーベースの配合率を考え、明度や彩度、色相への理解を評価する調色分析能力(同30分)、③課題色に合わせて提出パネルに調色、測色機を用いて明度や色味などを採点するカラーマッチング(同60分)、④彩度の高いレッドの調色後、ドアパネルへのボカシ塗装(同60分)、が課題。
コーティングス事業部・前田孝部長は総評として、「全選手甲乙つけがたいハイレベルな競技で、研修の成果が着実に出ていた。本コンテストを通して習得した知識や技術を、今後の業務でも発揮して、お客様に安心と喜びを提供してもらいたい」と述べた。
競技の結果は次の通り(敬称略)。
1位:松山拓也(五島海運)
2位:片岡雅也(中央自動車鈑金工業所・阪神サンヨーホールディングスグループ)
3位:松尾孝平(日免オートシステム)
なお、2位に入賞した片岡選手は6月に開催予定のフランス・クレルモンで行われる、35歳以下の技術者を対象とした同コンテストの国際大会に日本代表として出場する。
1位に輝いた松山拓也選手
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