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    【アスナルセミナー2024・セミナー】「磨き」の数値化と技能検定の取り組みについて日本コーティング協会(JCA)が紹介

    日本自動車用フィルム施工店協会(JCAA)は世界各国の自動車用ガラス可視光線透過率規定とその施工実態を説明

    • #イベント

    2024/12/20

     2024年11月2日に相模原産業会館(神奈川県相模原市)で開催された、カーディテーリング業界向け講演および展示会「第14回カーディテイリングセミナー&ガレージセール」(主催:アスナル。宮崎慎也社長、神奈川県川崎市)。

     ここではセミナー4本のうち、宮崎社長自らによる「カーディテイリングビジネスとコンプライアンス」(https://bsrweb.jp/news/detail.php?id=002156)を除く3本の概要を紹介する。

    JCAAの井上和也渉外委員長(中央)と小西亮関西支部長(右)。左はアスナル宮崎慎也社長

    【世界の自動車ガラス透過率事情と法令順守への理解について】

     日本自動車用フィルム施工店協会(JCAA)の井上和也渉外委員長と小西亮関西支部長が、世界各国の自動車用ガラス可視光線透過率規定とその施工実態を説明した。

     井上委員長は「8年前に訪問したフィリピンではをフロントガラスにフィルムを貼っていないクルマを探す方が難しかった。インドネシアとタイも同様の状況ではないか」との見解を示した。

     そのうえで、「紫外線をもたらす太陽エネルギーは太陽高度に比例する」として、亜熱帯に属する沖縄県限定で、自動車用ウィンドウフィルム可視光線透過率を規制緩和することを提言している。

     また、ADAS(先進運転支援システム)装着車にウィンドウフィルムやのエーミングについて、小西支部長は「特定整備制度で、法律によって決められたので、認証取得のうえ必ず実施している。最低限、エーミングの前にスキャンツールをつないで、センサーに異常がないかをチェックする必要がある」と、入庫前後の故障診断の重要性を説いた。

    世界の自動車ウィンドウガラスに関する可視光線透過率の規定

    【「磨き」の数値化と技能検定の取り組みについて】

     日本コーティング協会(JCA)の徳永恒士代表理事が、コーティング技能検定実施を通じた施工技術・接客マナー向上のほか、ケヰテック金子幸嗣社長が提唱する磨きの数値化に関する取り組みを説明した。

    JCAの徳永恒士代表理事(右)

     そして、トヨタ202ブラックの塗装面の一部に800番のサンディングペーパーで傷を付けたボンネットを用い、測色計での塗膜測定結果が磨き作業前後で変わることを実演。入庫前後に測定することで、ツヤの向上を客観的に証明できるうえ、それを示すことでカーオーナーに施工品質を納得させやすくなるなどの利点を訴えた。

     また宮崎社長は、磨きの数値化について金子社長が著した「塗膜研磨の科学的アプローチ」(プロトリオス刊)(https://bsrweb.jp/goods/detail.php?id=570)を、来場者に紹介している。

    塗装面の一部に800番の傷を入れたトヨタ202ブラックのボンネット

    【カーディテイリングの明日】

     カービューティー アイアイシーの舊役好之(きゅうやくよしゆき)会長が、1999年に大企業から脱サラ後に同社を創業し、2009年に従来のBtoBからBtoCへの転換を決断。2011年からを第二創業期と位置付けて以降、売上を10年間で約8倍に伸ばした歴史を振り返った。


    (文・写真=遠藤正賢)

    カービューティー アイアイシーの舊役好之会長(右)

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