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    カード・カウンター

    「タクシードライバー」のコンビが送る 珠玉のギャンブル映画

    • #その他

    2023/07/05

    あらすじ

    カジノを渡り歩く風変わりなギャンブラーであるウィリアム・テルは、米国軍刑務所に8年間服役し、独学でカードの扱い方を学んだ。「小さく賭けて小さく勝つ」がモットーで決して目立たず、匿名でいることを好む。

    ある日、ウィリアムはギャンブル・ブローカーであるラ・リンダから、大金が稼げるというポーカーの世界大会への参加を持ちかけられる。

    一度は断ったウィリアムだったが、その直後、二人の男と邂逅する。一人は、自分の人生を一変させた元上司のゴード、もう一人はゴードの命を狙う若者カークだった。

    この運命的な出会いが、ウィリアムの心を駆り立てる。彼はラ・リンダにコンタクトを取り、自らの贖罪と復讐を賭けてポーカー世界大会のテーブルに座る。

    「タクシードライバー」、「レイジング・ブル」など数々の傑作を手掛けてきたポール・シュレイダーが監督・脚本、盟友マーティン・スコセッシが製作総指揮という強力タッグが送る、傑作スリラー。

    © 2021 Lucky Number, Inc. All Rights Reserved.

    筆者の推しどころ

    誰もが知る超名作「タクシードライバー」のコンビによる新作というだけで心躍る映画ファンは多いだろう。

    シュレイダー&スコセッシ作品らしく、ダークな雰囲気は健在。金のためではなく人生の暇つぶしのためにギャンブルに興じるオスカー・アイザック演じるウィリアムの色気とミステリアスな雰囲気は、目先の金ほしさでパチンコ屋にいるおっさんにはないもの。

    日本人には馴染みが薄いテキサスホールデムで進むポーカー勝負はルールを知る人からしたら緊迫の名シーンである。

    また、「プラトーン」のあのポーズで有名な名優ウィレム・デフォーが演じる元上司ゴードの不気味さも強烈。

    「すべての行動は自己責任だ」、

    「過去の行為が作った重荷は永遠に取り除けない」

    などのセリフは、これまでもこれからも後悔しかない人生を歩みそうな筆者のような人間には重くのしかかることだろう。

    そんな筆者のようにありとあらゆる面で人生のBET場所を間違えたギャンブラーたちにこそ観てほしい、誤った男の復讐と再生の物語。

    © 2021 Lucky Number, Inc. All Rights Reserved.

    監督・脚本:ポール・シュレイダー
    トランスフォーマー配給
    公開中

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