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    トヨタ、KINTO Unlimitedを発表

    • #その他

    2022/12/27


     トヨタとKINTOは、新しい車両サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」を発表した。今冬発売予定の新型プリウスの一部グレード(発売前のためグレード体系未定)より提供を開始する。
     KINTOの従来の車両サブスクリプションサービスは、自動車保険、各種税、定期メンテナンス、故障修理、登録諸費用、車検費用(5・7年以上利用の場合)など、燃料代や駐車場代以外の諸経費をまとめてパッケージ化したもの。費用は月額定額制で毎月の支払が分かり易く、気軽に新車に乗れる。
     「KINTO Unlimited」はこれに、アップグレードとコネクティッドの2つの付加価値を付けたサービスとして提供する。これにより、徐々に下がっていく車両の価値を維持する。

     
    ■車両価値の維持方法

    ・OTAによるソフトウェア更新
     車両価値の維持方法はOTA(Over The Air)によるソフトウェア更新。たとえば、AEBS(衝突被害軽減ブレーキ)をその都度最新のものにアップグレードを行う。

    ・後付けで装備拡張を前提としたアップグレードレディ設計
     ハードウェア側では、メーカーオプション扱いの機能や、今後追加予定の装備の配線などを生産時に車両側に施しておき、これまでは生産時にしか取り付けが難しかった装備でも、後から追加できる「アップグレードレディ設計」を導入した(ハードウェアのアップグレード。たとえば、BSM(ブラインドスポットモニター)のような装備を後付けで追加することも考えられる。

    BSMセンサーだけでなく、ステアリングヒーターやパノラマミックビューモニターも後付けで追加できる(有償)予定だ

     
    ■コネクティッド技術による見守り
     T-Connectを通じてドライバーの運転挙動を収集し、分析。それに基づいた安全運転や燃費向上につながるアドバイスを行う。加えて運転データに基づいた装備や機能のアップグレード(アップグレードそのものは有償)を提案する。
     メンテナンス時期についても、運転状況や走行距離、外部環境のデータを通じて車両ごとの使用状況を鑑みたタイミングでエンジンオイル交換を提案する。将来的にエンジンオイル以外のメンテナンス時期の提案に拡大していく方針。

    個人に合わせた運転技術のアドレスを確認できる

     
    ■車両見積りは現車確認が必須に
     今後こうした車両が増えれば、購入時のグレードによる装備の特定は参考情報程度になり、現車確認の重要性がこれまで以上に重要となろう。ハードウェア更新は装備の有無を目視できるので対処が比較的容易だが、問題はソフトウェア更新だろう。
     「KINTO Unlimited」の車両が直接入庫することはまだないと見られるが、「中古車 KINTO ONE」を直売カーセンサーへトライアル掲載した経緯もある。今後、売り切りの中古車として販売される可能性もある。こうしたサブスクリプションサービスで扱われた特異な車両が一般中古車市場に流れると、車両の装備や損害金額の認定は複雑さを増すことになるだろう。

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