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新型セレナの「チェアキャブ スロープタイプ」を出品【国際福祉機器展2023・日産自動車】
マイナーチェンジを受けたルークスの「助手席スライドアップシート」も展示
2023/10/24
2023年9月27~29日に東京ビッグサイトで開催された、福祉機器の展示会「第50回国際福祉機器展 H.C.R.2023」。
日産自動車および日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC。旧:ニッサン・モータースポーツ・インターナショナルおよびオーテックジャパン)は、新型セレナ「チェアキャブ スロープタイプ」、ルークス「助手席スライドアップシート」、キャラバン「チェアキャブ」、計3台の「ライフケアビークル」シリーズを出品した。
新型セレナ「チェアキャブ スロープタイプ」は、手動式のスロープや電動ウィンチ、電動式車いす固定装置を備え、バックドア開口部から車いすのまま車内に乗り込むタイプの、いわゆる車いす仕様車。今回展示されたのは、2列目左側および3列目に車いすのまま乗車できる「車いす2名仕様」だ。
日産セレナ「チェアキャブ スロープタイプ」車いす2名仕様
2022年11月にベース車がフルモデルチェンジしたのに伴い、3列目に車いすが乗車しない際は荷物スペースとして使用できるよう、バックドア部のスロープ格納方法を改良。また、車いす乗降時のスイッチ操作を分かりやすくすることで、操作性の改善を図っている。
車いす乗降用スロープは、3列目を格納し車いすも乗車しない際に、前に倒し荷室として使えるよう改良されている
2023年4月のマイナーチェンジで装いも新たになったルークスの「助手席スライドアップシート」は、助手席をリモコン操作で電動回転・昇降できるうえ、ドア開口高さは965mm、シート回転時最小足元スペースは290mmと、軽自動車ながら余裕をもって乗り降りできるのが大きな特徴。
日産ルークスハイウェイスター「助手席スライドアップシート」
また、助手席側リヤスライドドアの開閉に連動してステップが展開・格納する「オートステップ」をオプション設定。前席と後席いずれも乗り降りしやすくすることを可能としている。
ルークスの助手席スライドアップシートとオートステップを展開した状態
そのほか、リモコン操作で昇降する全自動リフターを装備し、車両後部から車いすやストレッチャーのまま車内に乗り込めるキャラバン「チェアキャブ」の車いす1+1名仕様車を、昨年に続いて出品していた。
(文・写真=遠藤正賢)
日産キャラバン「チェアキャブ」車いす1+1名仕様
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