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    日産エクストレイル(T33系)車販のポイントは?【売りたい車図鑑】

    アウトドアレジャー・スポーツが趣味なら「X e-4ORCE」または「エクストリーマーX」がオススメ

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    • #特集

    2024/10/30

    【車販のポイント】
     グレードは安価なものから「S」、「X」、「G」の3種類。

     100kW(136ps)&190Nm(19.9kgm)のMM48型リヤモーターを搭載し電子制御4WD「e-4ORCE」(イーフォース)を実装する4WD車には「e-4ORCE」の名が冠される。

     なお、シート配置は2列5人乗りが基本で、「X e-4ORCE」にのみ3列7人乗り仕様を用意する。

     2024年6月20日発売の一部改良モデルでは、カッパー色のアクセントなどで上質感を高めた特別仕様車「90周年記念車」を設定。また、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)扱いの架装車(持込登録が必要)として、オフローダーテイストを強めた「エクストリーマーX」と、青のアクセントでプレミアム感を演出する「オーテック」を設定する。

    日産エクストレイル・エクストリーマーX

    <グレード一覧>*注記のないものは全て5人乗り
    《カタログモデル》
    S(FF)…360万1400円
    S e-4ORCE(4WD)…385万1000円
    X(FF)…384万100円
    X e-4ORCE(4WD・5人乗り)…414万400円
    X e-4ORCE(4WD・7人乗り)…427万1300円
    G(FF)…445万1700円
    G e-4ORCE(4WD)…475万2000円

    《特別仕様車》
    X 90周年記念車(FF)…404万3600円
    X e-4ORCE 90周年記念車(4WD・5人乗り)…434万3900円
    X e-4ORCE 90周年記念車(4WD・7人乗り)…447万4800円

    日産エクストレイル90周年記念車

    《NMC扱い架装車》
    エクストリーマーX(4WD・5人乗り)…449万2400円
    エクストリーマーX(4WD・7人乗り)…462万3300円
    オーテック(FF)…457万9300円
    オーテックe-4ORCE(4WD・5人乗り)…484万1100円
    オーテックe-4ORCE(4WD・7人乗り)…497万2000円
    オーテックアドバンスドパッケージ(FF)…503万2500円
    オーテックe-4ORCEアドバンスドパッケージ(4WD)533万2800円

     グレードごとに最も大きく異なるのは、設定されるシート表皮の素材。「S」系はブラックのファブリックのみとなる。

    「X」系は同じブラックのファブリックを標準装備し、濡れたままの衣服で座っても水分が染み込まず、汚れを簡単に拭き取れる合成皮革「セルクロス」(色はブラック)をメーカーオプション設定する。

    「X e-4ORCE」の運転席まわり

    「G」系はナッパレザーなみのしっとりした肌触りと高い耐久性を兼ね備えた合成皮革「テーラーフィット」(色はブラック)が標準装備で、抗菌仕様のナッパレザーはメーカーオプション。なお一部改良前はタン色のみの設定だったが、一部改良後はブラックも選べるようになった。

    「90周年記念車」はカッパー色のステッチとタグが入った専用の「テーラーフィット」、「エクストリーマーX」は専用デザインの「セルクロス」、「オーテック」はキルティング加工&ブルーステッチ入りの本革(いずれも色はブラック)を標準装備する。

     フロントシートは機能面でもグレードごとに大きく異なり、「S」系は運転席・助手席とも機械式。「X」系は運転席のみ電動タイプが標準装備されるが、助手席パワーシートは「セルクロス」シート表皮および運転席ポジションメモリー機能とセットでメーカーオプション設定されている。「G」は運転席(ドアミラー連動ポジションメモリー機能付き)・助手席とも電動タイプが標準装備だ。

     空調に関しては運転席・助手席独立温度調整機能付きのオートエアコンが全車に標準装備されるが、「G」系はさらに後席も独立で温度調整が可能。

     ヒーターは前席ヒーター、リヤヒーターダクト、ヒーター付きドアミラーが全車標準装備で、後席ヒーターとステアリングヒーターは「G」と4WD車全グレードに標準装備、「X」にメーカーオプション、「S」は設定なし。

     オーディオ関連は「G」系にのみ「NissanConnectナビゲーションシステム」が車載通信ユニット、ETC2.0ユニットとセットで標準装備され、「X」系に3点セットでメーカーオプション、「S」系は設定なし。

     足回りは235/60R18 103Hタイヤ&18インチアルミホイールが「S」系と「X」系、「エクストリーマーX」(ホイールは専用デザイン)に標準装備され、235/55R19 101Vタイヤ&19インチアルミホイールは「X」系にメーカーオプション、「G」に標準装備。「オーテック」は全車とも235/45R20 101Vのミシュラン・プライマシー4と専用20インチアルミホイールを装着する。

    日産エクストレイル・オーテック

     競合車種は非常に多く、国産車だけでもトヨタ・カローラクロス、ホンダZR-V、マツダCX-5、スバル・フォレスター、三菱アウトランダーなどが挙げられる。輸入車ではフォルクスワーゲン・ティグアン、シトロエンC5エアクロス、プジョー3008など。

     だが、パワートレイン・価格帯・キャラクターのいずれにおいても完全にバッティングするライバルは存在しない。特に「e-POWER」ならではの常時モーター走行と、BEVにはない扱いやすさはエクストレイルならでは。これらの優位性を、可能な限り試乗を通じて商談客に体感してもらい、成約に結びつけたい。


    (文=遠藤正賢 写真=日産自動車)

    日産エクストレイル・オーテックのインテリア

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