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「Find your future -未来はここにある-」をテーマに最新の法規やBEVに対応する整備・修理機器を提案【オートサービスショー2023・アルティア】
プロトリオスは「故障予測システム」を参考出品
2023/08/21
2023年6月15~17日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された、自動車整備機器の展示会「第37回オートサービスショー2023」(主催:日本自動車機械工具協会)。
アルティアは、「Find your future -未来はここにある-」をブースコンセプトとして、最新検査機器や環境対策/SDGs関連商品、省力化商品、EV整備関連商品、エーミング、アライメント関連商品などを提案した。その中から、要注目の製品をピックアップし紹介する。
【ホイールアップ型2柱リフト】*参考出品
従来の2柱リフトがホイールベース間のジャッキアップポイントに受けゴムをかけてリフトアップするのに対し、こちらは欧米で主流になりつつあるという、四輪をリフトにかけてリフトアップするホイールアップ型のモデル。
車両下部のスペースを確保しやすいため、一般整備やBEVの整備に適している。設置はアンカーボルトで取付のため工事不要。能力は4t(1t×4基)。
アルティア・ホイールアップ型2柱リフト
【コラムリフト】
能力は1基あたり10tと高く、最大8基まで無線同調が可能なため、トラクター&トレーラーや連節バスのリフトアップにも対応する、可搬型の電動油圧式ホイールアップリフト。「ホイールアップ型2柱リフト」と同様、車両下部のスペースを確保しやすいため、一般整備やBEVの整備に適している。またピット工事・設置工事は不要。
グラフィカルなタッチパネルに操作スイッチ、セキュリティカードリーダーを備えており、リフトは操作スイッチ押下中のみ昇降するため、安全かつ直感的に操作しやすい。
アルティア・コラムリフト
【SSS-T2シリーズ、SSS-α2】
「SSS-T2」(スリーエスティーツー)シリーズはタブレット+VCI型、「SSS-α2」(スリーエスアルファツー)は手の平サイズの専用デザインを採用した、いずれも特定整備制度の「整備用スキャンツール」技術要件に適合する汎用スキャンツール。OBD検査の「検査用スキャンツール」型式認定も取得予定。
「SSS-T2」は国産車乗用車メーカー8社、国産大型車メーカー4社、輸入車メーカー11ブランドに対応するほか、「SSS-T2+」(スリーエスティーツープラス)に付属される「輸入車ユニット」は海外メーカーを含む全54ブランドに対応する。
「SSS-α2」は国産車乗用車メーカー8社、国産大型車メーカー4社、輸入車メーカー7ブランドに対応。
アルティアSSS-T2シリーズ(左)、SSS-α2(右)
【プロトリオス・故障予測システム】*参考出品
整備履歴のビッグデータから、故障あるいは経年劣化する可能性のある部品・部位を抽出しデータベース化。それをメーカー、車種、使用年数、走行距離、使用地域でインデックス化することにより、故障あるいは経年劣化のリスクが高い条件に当てはまるカーオーナーに対し、明確な根拠とともに予防整備を提案しやすくするシステム。
入庫車両の状態や車検証情報、使用環境などを入力すると、直近から次の車検までに発生しうる不具合の内容や整備・修理費用が、整備しなかった場合のリスクなどとともに試算される。
(文・写真=遠藤正賢)
プロトリオス・故障予測システム
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