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「ジャパンモビリティショービズウィーク2024」開催。「CEATEC 2024」と併催でビジネス交流を促進
「ジャパンモビリティショー2025」は2025年10月30日~11月9日に東京ビッグサイトで開催
2024/10/21
日本自動車工業会(自工会。片山正則会長)は2024年10月15~18日の4日間、「Japan Mobility Show Bizweek 2024」を幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催した。
ビジネスイベントと位置付けられた今回は、自動車産業からモビリティ産業への進化・発展を図るべく、自工会会員カーメーカー各社や日本自動車部品工業会会員会社、事業会社が計58社出展したほか、スタートアップ145社が出展。
また情報・エレクトロニクス関連の展示会「CEATEC 2024」(主催:電子情報技術産業協会(JEITA))と併催する形を採ることで、出展者同士のビジネス交流が積極的に行われた。
「未来モビリティ会議特別セッション」の冒頭で挨拶に立つ日本自動車工業会の片山正則会長
初日の10月15日にはトークセッション「未来モビリティ会議」の一つとして「特別セッション」が開催。
自工会の片山会長は冒頭の挨拶で、「自工会として初の取り組みとなる、事業共創を満たすビジネスイベントの現場でこうして皆様とコミュニケーションできることを大変嬉しく思っている」と謝辞を述べた。
一方、「自動車産業は100年に一度と言われる大変革期の真っ只中にあり、CASEへの対応など、取り巻く環境がダイナミックに変化している。また現在の日本は少子高齢化、労働力不足、自然災害といった社会課題がより一層深刻さを増し、さらに働き方改革や価値観など生活者ニーズの多様化も加速している」と、自動車を取り巻く環境の変化を分析。
自工会の片山正則会長
「これからも自工会は社会課題の解決や新しい価値の創造を通じ、豊かで夢のあるモビリティ社会を作りたいという想いのもと、自動車がこれまでの単なる移動手段に留まらず、社会に貢献する資産として活かし、新たな機会と体験を創出するモビリティ産業へと進化していきたい」とビジョンを示した。
さらに、今回併催されたCEATECとその出展者であるIT・エレクトロニクス産業を「これまでも自動車の価値を高めるパートナーとして共創してきた仲間」、今回のジャパンモビリティショーに出展したスタートアップを「モビリティの価値や体験を拡張させる大きなポテンシャルを持つ」と位置付け、「生活者を中心に据えた豊かで夢のあるモビリティ社会を共創していきたい」と呼びかけている。
モビリティ産業への変革/共創パートナーの拡大イメージ図
また、特別セッションの最後には、自工会の青山真二モビリティショー委員長が登壇。2025年10月30日から11月9日までの11日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「ジャパンモビリティショー2025」の概要を発表した。
「ショーイヤー」と自工会が呼ぶ、一般向けのショーとなる次回では、「ワクワクする未来を、探しに行こう!」をコンセプトとし、「共創」を共通のテーマに、「#FUTURE」「#CULTURE」「#CREATION」からなる3つのキーワードを設定している。
自工会の青山真二モビリティショー委員長
「#FUTURE」は、2023年開催時に好評を博したという、モビリティが活躍する未来の社会を体感する企画「TOKYO FUTURE TOUR」をさらに発展させたもの。
「#CULTURE」は、モビリティそのものの魅力や文化にフ焦点を当てた展示・試乗コンテンツ。「これまでのモーターファンはもちろん、モビリティへの関心が薄い方にも、もっと好きになっていただける機会になると思う」(青山委員長)と、その狙いを端的に説明した。
「#CREATION」は、「今回のビズウィークで目指す、スタートアップをはじめとした新しい仲間との共創を来年も続けていく」というもの。青山委員長は「ご来場の皆様にはモビリティ社会の構築に向けて日本全体で取り組んでいる様や、新たなモビリティの仲間にも触れていただき、未来への期待を膨らませてもらいたい」と、業界関係者が主な来場者となる今回との位置付けの違いを示している。
そのほか、「アウトオブキッザニア」などの子供向けコンテンツや、フードコンテンツなども進化を図ると説明。「100万人のお客様が様々なモビリティを体感し、そして未来にワクワクして帰っていただけるイベントにしていく」と意気込みを述べた。
自動車メーカーブースでは「共創」をテーマに、それぞれの視点やビジョンで開発したコンセプトカーや新型車を展示することを示唆。
さらに、「自動車やバイクだけではなくIT・情報・通信・公共交通・インフラなど、これから一緒になってモビリティ産業の発展、そして明るい未来を作っていく仲間にお集まりいただきたい」と伸べ、出展者の募集カテゴリーを見直す計画を明らかにしている。
(文・写真=遠藤正賢 図=日本自動車工業会)
「ジャパンモビリティショー2025」の3つのキーワード
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