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    「SMARTサービスのご提案」をテーマとして業界全体の課題解決に寄与する中・大型車用整備機器を出品【ジャパントラックショー2022:バンザイ】

    ワイヤレス式スキャンツール「MST-nano」と、国産トラック・バスメーカー4社のカメラエイミングターゲットに対応した「マルチエイミングボード2」を参考出品

    • #イベント

    2022/06/30

     2022年5月12~14日にパシフィコ横浜で開催された、トラック・輸送業界の展示会「ジャパントラックショー2022」で、バンザイは「SMARTサービスのご提案」(SMART=Sustainable mobility actions realize tomorrow.(持続可能なモビリティアクションで未来を実現します。))をテーマに、業界全体の課題解決に寄与する様々な中・大型車用整備機器を出品した。

     バンザイブースを遠くから眺めた際にとりわけ目を引いた、トラクターヘッドを模したバルーンをリフトアップしていたのは「移動式リフト」(写真右)。ピット工事や設置工事が不要のため導入費用を削減できるうえ、油圧けん引ジャッキ付きのため一人でも移動できる手軽さが魅力だ。会場で展示されていたのは能力7.0t/1柱・電動スクリュー方式の有線仕様だが、能力8.0t/1柱・油圧シリンダー方式のワイヤレス仕様もラインアップされている。

     その隣に展示されていたのは、大型車のルーフ塗装・洗車など脚立では墜落する危険性が高い高所での作業時に役立つ移動式作業リフト「ハークレスリフト ペインター」(写真左)。昇降はエアバッグ式で電気を一切使わないシンプルな機構のため信頼性が高く、塗装ブース内でも使用できる。

    ジャパントラックショー2022のバンザイブース。右は「移動式リフト」、左は「ハークレスリフト ペインター」

     商用車の分野では乗用車よりも早く普及・進化が進んでいるADAS、そのエイミングに対応する機器としては、ワイヤレス式のスキャンツール「MST-nano」と、新たに国産トラック・バスメーカー4社のカメラエイミングターゲットに対応した「マルチエイミングボード2」を参考出品。なお「MST-nano」はWindows10を搭載しているため、2024年10月から開始されるOBD検査の専用アプリにも対応可能となる見込みだ。

    「MST-nano」

    「マルチエイミングボード2」

     バンザイ独自のディテーリングブランド「B-PRO」からも多くのコーティング剤やクリーナーなどが出品される中で、コロナ禍対応アイテムとして注目を集めていたのは、二酸化塩素の強力な酸化分解作用を利用した消臭・除菌システム「オキシクリア」。その原料について、800ppm以上での使用において米国環境保護庁による新型コロナウィルス対策の使用基準を満たす製品と認められたことが、強く訴求されていた。

     また、抗菌・消臭効果が約3年間持続するコーティング剤「セラバリア」も紹介。こちらは施工有無による雑菌・カビの発生量比較サンプルが展示され、その抗菌・防カビ効果が分かりやすく示されていた。

    「オキシクリア」(上)、「セラバリア」(下)

     そして、近年各地で多発している酷暑・極寒への備えはもちろん、作業環境の改善による業務効率化・人手不足解消の観点からも必要性が高まっている空調機器としては、ダイキン製の屋内用エアコン「マルチキューブエアコン」などを出品している。

    「マルチキューブエアコン」は省スペースで設置自由度が高いため、動線を妨げないレイアウトで作業スペースごとに設置できる。しかも1台ごとにON/OFFと温度・風量設定も可能なため、メカニックごとに好みが異なる快適な空調を得やすい。説明員からこれらの特徴を紹介され、熱心に確認する来場者の姿が度々見られた。


    (文・写真=遠藤正賢)

    ダイキン「マルチキューブエアコン」

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