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NATS(日本自動車大学校):「発売されないなら自分たちで作ってしまえ!」と作り上げたジムニー5ドア「キムンカムイ」など計14台を製作・展示【東京オートサロン2022詳報】
ラダーフレームを400mm延長し純正パネルを巧みに使いながらリヤドアを追加
2022/02/09
1月14~16日に千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2022」でNATS(日本自動車大学校)は、同校の学生が製作した計14台のカスタムカーやレーシングカーを展示。その中でも特に大きな注目を集めていたのは、現行スズキ・ジムニーシエラを5ボディ化した「NATSジムニー・キムンカムイ」だった。
NATSブース全景。左がNATSジムニー・キムンカムイ
現行ジムニー/ジムニーシエラは2018年のデビュー間もない頃より5ドアの追加が噂されているものの、未だ実現には至っていない。「なら自分たちで作ってしまえ!」とNATSの学生たちが製作にチャレンジ、その結果完成したのが、アイヌ語で「山の神」を意味する「キムンカムイ」と名付けられたこのモデルだ。
純正フロントドアパネルなどを巧みに活用して自然な5ドアのサイドビューを形成
ベース車はラダーフレームの上に3ドアハッチバックのアッパーボデーを取り付けた構造となっているため、いずれもセンターピラーの位置でカットし、その間にフレームを追加してホイールベースを400mm延長。ボデーはルーフパネルをFRPで自作し、リヤのドアパネルおよびフロアパネルは純正フロント用、ベース車より大幅に短縮されたリヤクォーターパネルは純正の同じ補修部品を加工しながら製作している。
ラダーフレームはBピラーの位置でカットし、その後方を400mm延長。そのうえでオリジナルのアウターロールケージを装着し、前後サスペンションを5リンク化している
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