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国交省、自動車整備士技能検定規則を一部改正。二級/電気装置/車体の自動車整備士も電子制御装置整備の知識・技能が必須に
自動車検査員は従来通り一級・二級自動車整備士とも担うことが可能
2022/05/29
国土交通省は2022年5月25日、自動車整備士技能検定規則を一部改正。一級自動車整備士(総合)をはじめとした電子制御の内容を含む資格を設定するなど、自動車整備士の資格体系や養成課程を見直した。
資格体系改正の概要は別表の通り。一級自動車整備士においては大型・小型、二級・三級自動車整備士においてはガソリン/ジーゼルエンジン・シャシの区分が廃止・統合された。これに伴い、一級/二級/三級の自動車整備士には、二輪車整備の知識・技能を有することも新たに求められるようになった。
また、電子制御装置整備に関する知識・技能は、従来の一級整備士だけではなく、二級/電気装置/車体の自動車整備士にも求められることとなっている。
なお、「自動車整備技術の高度化検討会」では、自動車検査員は一級の自動車整備士のみが担うよう制度変更することが検討されていたが、最終的には従来通り二級自動車整備士も担えることとなった。
そのほか、一級の自動車整備士資格の学科試験における口述試験を廃止。大学などの電気・電子系学科卒業者は機械系学科卒業者と同様に受験に必要な実務経験年数を短縮するなどの改正も行われている。
以上のうち、電気・電子系学科卒業者の実務経験年数短縮は即日施行。それ以外の改正は2027年1月1日に施行され、同日以降に実施される自動車整備士技能検定試験に適用される。
自動車整備士資格体系変更の概要
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