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BASF、クラウドベースの車体修理工場向けデジタルソリューションプラットフォーム「R-M Refinity(リフィニティ)」を提供開始--日本では2022年春より
車体修理工場向け業務システムの管理、保守、更新を一元化。アプリはカラー、ビジネス、トレーニングの3種類
2021/10/27
BASFコーティングス事業部は2021年10月26日、クラウドベースの車体修理工場向けデジタルソリューションプラットフォーム「R-M Refinity(リフィニティ)」を世界各国で順次展開することを発表した。日本では2022年春より提供開始予定。
「リフィニティ」はオンライン環境であればあらゆるデバイスからアクセスでき、ソフトウェアのアップデートやメンテナンスは自動的に行われることで、車体修理工場向け業務システムの管理、保守、更新が一元化されるため、ユーザーは「ワン・プラットフォーム、ワン・パスワード、ワン・セットアップでリフィニティにアクセスできる」(BASFコーティングス事業本部グローバル戦略マーケティングディレクターのファビエン・ボスケッティ氏)。
アプリはカラー、ビジネス、トレーニングの3種類で、カラーアプリはR-Mの塗料および測色機「カラートロニック 12/6」に対応。自動車用カラーデータベースと連動し、よりシンプルかつ正確な色検索に加え、補修するパネルに応じた塗料の使用量を予測することも可能としている。
「リフィニティ」のカラーアプリ使用イメージ
ビジネスアプリは塗料の在庫管理や補修車両の入庫管理などの機能を備え、工場管理者がKPIを把握し適切な判断をするのに必要なレポートを作成。入庫する補修車両の様々な情報が素早く的確に表示されるため、管理者は品質、数量、収益性をチェックすることができる。またレポーティング機能では、集約されたデータがリアルタイムで表示されるため、分析結果を素早く簡単に確認可能。さらに自動発注機能を実装すれば、塗料の在庫が常に適切な量に保たれるため、技術者は常に次の補修に備えることができる。
トレーニングアプリには「ラーニング・ライブラリー」および「ラーニング・ユニバーシティ」を実装。トラブルシューティングから総合的な製品知識、塗装プロセスの詳細に至るまで、様々な教育プログラムやトレーニング動画、双方向のeラーニングなどを自由に受講できる。なお、eラーニングを修了すると、「ラーニング・ユニバーシティ」の認定を受けることが可能になる。
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