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自動車技術会、未来の自動車業界を担うデザイナーを育成する「カーデザインコンテスト」を開催
災害対応など時代の変化を敏感に察知した312作品の中から6作品が受賞
2021/04/01
自動車技術会は2020年11月より、中学生・高校生を対象にした「カーデザインコンテスト」を開催。2021年3月22日にオンラインで表彰式を実施した。
同コンテストは、中高生の時期にカーデザインを通じたものづくりの魅力に触れることで、自動車産業の発展に寄与するカーデザイナーを育てることを目的に、毎年開催されているもの。
9回目となる今回は「10年後の暮らしを楽しくするクルマのデザイン」をテーマとして作品を募集。応募総数312作品(高校生289作品、中学生23作品)が審査によって40作品にまで絞られ、さらに全審査員によるリモート審議を経て、カーデザイン大賞1点、カーデザイン賞1点、ダビンチ賞1点、審査員特別賞2点、佳作20点が選出された。
自動車技術会デザイン部門委員会委員長を務めるヤマハ発動機の田中昭彦氏は閉会の挨拶で、「コロナ禍に伴う休校やカリキュラムの変更があったにも関わらず、多数の応募をいただいたことに心から感謝したい。災害対応などのテーマを敏感に察知した提案が多かったことに、現役デザイナーも大きな刺激を得ている」と謝辞。
また、「近年SDGsにニューノーマルも加わって社会が大きく変化し、新しい暮らしの価値を創造することが求められている中で、デザイナーはますます重要な存在となっている。モビリティデザインという仕事に興味を持ち、将来は世界をリードするデザイナーになってほしい」と、受賞者を激励している。
受賞6作品と受賞者は以下の通り。
【カーデザイン大賞】福島県立福島高等学校・高橋洋平さん「Omni Mobile」
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