JOURNAL 

    技能五輪全国大会、開催

    トヨタが車体塗装、自動車板金の2部門でトップ、自動車工は日産が金賞

    • #ニュース

    2020/12/15

     第58回技能五輪全国大会が11月13~16日、愛知県(一部競技は岐阜県)で開催された。車体塗装及び自動車板金はトヨタ自動車 多治見サービスセンター(岐阜県多治見市)で、自動車工は名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール(名古屋市)で行われた。
     車体塗装にはトヨタ4、マツダ2の2社・6人が参加した。14・15日の2日間、①ドアパネルのブロック塗装(競技時間50分)、②実車マスキング(同50分)、③2コートパール調色(同50 分)、④装飾塗装(同110分)、⑤ドアパネルの修正とプラサフ塗装(同70分)、⑥⑤のパネルへのボカシ塗装(同70分)、⑦3コートカラー調色(同70分)、⑧⑥のパネルの磨き(同30分)の8課題に挑み、技術を競い合った。
     競技の結果、宮野光生選手(トヨタ)が金賞を受賞した。銀賞には浅田光平選手(同)、銅賞には鈴木吏乃選手(同)が選ばれ、トヨタが上位を独占した。

    車体塗装競技

     自動車板金は14日に競技が行われ、トヨタ自動車、トヨタ車体、日産自動車、スズキ、ダイハツ工業、マツダ、SUBARU、いすゞ自動車の8社から20人が参加。支給された鋼板を用い、課題図の通りにミニ車両模型を作製した。競技時間は7時間で、3つの長さ寸法、角度寸法、平面度、直角度の7項目が採点された。
     結果は、清水宙選手(トヨタ自動車)が金賞に輝いた。銀賞には岡元文弥選手(日産)、銅賞には松山晃大(同)、箱崎充(いすゞ)、小川力哉(SUBARU)の3選手、敢闘賞には真壁空翔(いすゞ)、和田朋也(日産)、田中薫(マツダ)の3選手が選ばれた。

    自動車板金競技

    自動車板金の課題

     自動車工は、日産5、千厩高等技術専門校(岩手県一関市)1の6人が参加。14・15日の2日間にわたり、①トヨタ86(ZN6系)のガソリンエンジン故障診断、②スバル・フォレスター(SK系)の電気装置故障診断、③スバル・フォレスター(SK系)の車両点検整備、④ボルボB4204S型エンジンのユニット点検整備の競技が行われた(すべて競技時間は120分)。
     その結果、久米勇夢選手(日産)が金賞、吉本拓海選手(同)が銀賞、佐藤伊織選手(同)が銅賞を受賞した。

    自動車工競技

    ログインして コメントを書き込む
    コメント入力者
    •  
    • ※こちらのお名前がウェブサイトに掲載されます。

    コメント

    投稿する