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システムユーザーレポート vol.40 カーサービス Number one(ラクロスⅡ)
反骨心を原動力に成長 新工場移転を機に第二創業期がスタート
2026/04/20
レス率50〜60%の孫請けからの大逆転
人口約4万人の長崎市北部の大村湾に面した長与町。2017年10月、同社はこの地に開業した。
松尾勝社長は、ディーラーや長崎市内の鈑金塗装工場を渡り歩き、確かな技術を習得。また工場長を任され、経営に携わる場面も経験してきた。満を持して長年の夢だった独立開業を果たしたわけだが、これまでの道のりは決して平坦ではなかった。
開業当初はほとんど入庫がなく、入る仕事は過去に世話になった先輩などからもらう孫請けばかり。当然、レス率も50 〜60%が当たり前だった。「早く工場を閉めろ、社名にナンバーワンなんて使うな、など散々心ない言葉を掛けられバカにされてきた」。
松尾勝社長(右)と苦楽をともにした妻の春香さん
しかし、決して諦めなかった。妻の春香さんとともに、手作りしたチラシのポスティングや近隣の車販店への営業などできる限りの手を尽くし、さらにはSNSでの情報発信に加え、コンサル会社に依頼してWebサイトを制作するなど直需客の獲得に向けた施にも力を入れた。松尾社長の技術力と人柄、そして地道に続けてきた宣伝活動が実を結び、現在は月間50台の入庫台数を数え、そのうち直需客が約7割を占めるまでに成長を遂げた。
また2年前に近隣の土地を購入し、7月に新工場が完成する見込み。新工場は環境に配慮し、日本ではまだ珍しい木造と鉄骨造のハイブリッド工法を採用した。また車体整備士資格を取得し、新工場移転と同時に特定整備認証の看板も掲げる予定だ。
「資金が尽き、私財を売ってまで営業していた時期や、妻と工場を閉めようかと話し合ったこともあった。でも、バカにした人たちを見返したいという反骨心があったからこそ、ここまでやってこれた。まだまだ会社を大きくしたい」。松尾社長のサクセスストーリーはこれからも続く。
国内では珍しい木造×鉄骨造の新工場。完成が待ち遠しい
顧客管理と見積り作成時間の短縮を求めてソフトを導入
見積りソフトはコストを抑えるため、2019年からEGweb及びEGwebプロを利用してきた。しかし、顧客数が増え、顧客管理機能が必須となった上、保険修理案件が多く、見積書作成のスピードアップが急務となったことから本格的な見積りソフトの導入を検討。2023年5月、鈑金塗装業務がメインだが、直需客に対する整備需要を取り込むことを想定し、整備・鈑金統合システムのラクロスⅡを導入した。
導入した感想をたずねると、「妻でも使えるほど直感的に操作ができ、使い勝手が良い」と高い評価をいただいた。大ダメージの見積書もスムーズに作れ、当初求めていた見積り作成の時間短縮も果たせている。
サポート体制について、現在は利用する機会が減ったが、「導入当初は何度も電話を掛け、分かりやすくていねいに教えてもらった。その時に、このシステムを導入して正解だったと確信した」。また営業担当についても、「100点満点評価で180点」と期待を上回る高評価をいただいた。
最後に、「WebサイトやLINEなどと連携し、入出庫まで管理できるお客様カルテみたいな機能があればうれしい」との要望を受けた。進化を続ける同社に貢献できるよう、私たちもナンバーワンを目指し歩みを止めない。
直感的に操作できて使い勝手が良い点を高く評価
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2025年7月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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