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システムユーザーレポート vol.36 ミカサボディー(ラクロスⅢ)
信頼できるソフトとともに、次の世代へのバトンタッチを
2026/04/09
オールマイティーな工場を目指し、積み上げてきた30年
個人事業主として下請け仕事を軸とした鈑金塗装工場を経営していた佐藤満夫社長。「お客様の車に関してオールマイティーな工場を立ち上げたい」という思いから、1994年に法人化して分解整備認証を取得し、ミカサボディーとして一般客にも対応した鈑金塗装及び整備工場を創業した。
現在の売り上げ比率はディーラー6割、直需が4割。入庫比率は中破7割、小破3割となっている。売り上げも9割近くが鈑金塗装で、佐藤社長は「創業以来、楽なほうではなく大変なほうを選んできた」と話し、他工場が対応できない作業を率先して引き受けてきた。その結果、現在も難易度が高い仕事を依頼する取引先は多い。
スタッフは佐藤社長、鈑金2人、塗装2人、事務3人の8人。現場スタッフ中3人は経験年数20年以上のベテランであることからも同社の技術力の高さがうかがえる。
佐藤満夫社長(中央)とスタッフ
20年以上付き合いがあるソフトの利点
同社がプロトリオス(旧システムワン)のソフトを導入したのは今から23年前の2002年。当時は整備向け顧客管理ソフトであったが、その後、鈑金塗装・整備統合ソフトであるラクロスを導入し、現在もその後継ソフトであるラクロスⅢを使用中である。
長年使用している中で、一番の利点は「細かい指数が入っており、損保会社に出す見積りも漏れがなく請求できること」。見積書作成なども行うフロント担当者は「部品情報が常にバージョンアップされており、最初はパーツ個数が分からなかった車種もしばらくすると追加されていたりと、メーカーの努力が見えてくる」と評価する。
また、サポート体制についても「何か困ったことがあったら遠隔や訪問ですぐに対応してくれるため、本当に感謝している」。
R-1234yf対応のエアコンガス回収機は近隣ディーラーも借りに来る
世代交代を見据えた動き
前述のようにスタッフはベテランがそろっている一方で、「自分も現場スタッフも年を取った。世代交代や若手の採用をより真剣に考えなくてはならない」と口にする。次期社長として前述のフロント担当者への事業承継を検討しているという。担当者は自動車専門学校の卒業生でガソリン及びジーゼル2級自動車整備士資格を取得しているほか、溶接ヒュームなど労働安全衛生面での対象物質のリスクアセスメントといった同社の法令関係にも対応しており「今後も必要な資格は増えていくだろうが、法令順守の観点からも会社にとって必要な資格は最優先に取得していく」。
仙台市で30年。地元に愛される工場は、四半世紀をともにしたソフトメーカーと次世代に向けて進み出そうとしている。
ラクロスⅢは鈑金、整備どちらの作業をするにも必須のソフト
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2025年3月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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