JOURNAL 

システムユーザーレポート vol.29 西田モータース(ラクロスⅡ)

創業64年、ソフトと地域に密着し、さらなる先へ向かう

2026/03/23

西田モータース

社長=西田美喜子 所在地=山形県西村山郡大江町大字左沢934-10

使用ソフト=ラクロスⅡ

https://www.goo-net.com/pit/shop/0170828/top

先代の急逝により社長承継へ

JR山形駅から車で30分。フルーツなどの産地として有名な大江町に西田モータースがある。1960年に西田馨氏が自転車店として創業した同社は、その後モータリゼーションの波を受けてバイク、自動車整備と業容を拡大してきた。1970年に分解認証を取得し、整備工場として稼働する一方、1977年には車販を開始。その後、2009年に現住所へ移転し、2014年に指定認証を取得するなど長年にわたり地域住民の自動車周辺環境を支えてきた。

だが、同社は決して順調な道のりを歩んできたわけではなかった。2005年に馨氏の息子である西田伸一先代社長が就任。そのわずか4年後の2009年に病気で急逝する。会長だった馨氏は健在だったが高齢などを理由に、長年同社の経理を担当していた伸一氏の妻であった美喜子さんが社長に就任し、経営を引き継いた。

就任直後から工場の移転や引き継ぎなど、苦労は想像に難くない。「そりゃもう当時は大変だったのよ」と今でこそ笑顔で話す西田社長を支えたのは一緒に働いてきたスタッフだった。「昔は社長と妻2人で一人前と言われた時代だったけれど、スタッフがいろいろと相談に乗ってくれたからここまでやって来られた」と感謝を口にする。

西田美喜子社長と看板ネコのミケ

営業マンが変わっても20年使い続けてきたソフト

同社が現在のラクロスⅡの前身ソフトであるスーパーアトムⅡを導入したのは2004年。当時使用していたソフトの使い勝手に不満があり、入れ替えを検討していた際に販売店からの紹介で導入を決めた。顧客のデータもスムーズに移行でき、車検・整備を行う上で必要なものがすべてそろっており、車販書類も出せるソフトは作業効率を大きく向上させた。

あれから20年。「営業マンは何度も何度も、ソフト名も何度か変わったけれど、サービスの良さとソフトの使いやすさは変わらない」とドットプリンターの現地対応や、リモートを活用したトラブル解決などを評価する西田社長。同社が整備振興会によるOBD車検のプレ運用のデモ工場に選ばれた際も相談に乗るなどソフト以外での付加価値も大きかったという。「本当に工場に親身になってくれているのが分かるからこそ20年間も付き合える。これからも続けられるようにしていきたい」。

ラクロスⅡを活用し、修理見積書を作成する松田勉 専務

次世代へのバトンを意識していく

地域密着型工場として選ばれるために環境整備も欠かさない。昨年には大江町の補助金を使い、ショールーム兼事務所、スタッフの休憩室をリニューアルした理由について「顧客も大事だが、一緒に働くスタッフも大切」。そこには次世代への思いがある。「いずれは松田勉専務に会社を引き継いでもらうことになる。その時に人材も業務もスムーズに引き継ぎができるように環境を整え、顧客に迷惑をかけないように準備をしていきたい」。長年地域とともに歩んできた同社。その作業を支えてきたソフトとともに次の未来を目指して動き出している。

補助金を活用してリニューアルしたショールーム

※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2024年8月号に掲載の記事を元にしています。

※掲載内容は、取材当時のものです。

自動車整備業鈑金統合システム RacroS3(ラクロス3)
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