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    クォーターパネルの塗装範囲

    • #塗装
    • #見積り

    2024/12/19

    Q

    質問者
    匿名希望さん

     クォーターパネルの塗装時に後方の極力狭い場所でクリアの最終ボカシをする事が一般的に多いと思いますが。当方では、フロントガラス横のフロントピラーまでクリアをいく事が多いです。特に濃色の場合はそうしますが、範囲としては、クォーターパネル〜ルーフサイドレール〜フロントピラーとクリア塗装をします。そういう場合であっても、塗装指数の範囲であるという考えでしょうか、クォーターパネルの塗装指数はどこまでのパネルなのでしょうか?
     クリアだけの話しをしましたが。時には、カラーベースも塗装しクリアをするといった事なんですが、クリアのみもそうですが、カラーベースも塗る事があっても塗装指数範囲に含まれるのでしょうか?
     クォーターパネルに関しては、下側のロッカーアウターパネルの絡みもあり、どこまでがクォーターパネルの塗装範囲なのでしょうか、ルーフサイドレール・フロントピラーも塗装代を計上したらダメなのでしょうか、大丈夫であれば、どういった項目でどれぐらい計上で出来るのでしょうか?

    A

    回答者
    プロトリオス

     ご質問ありがとうございます。クォーターパネルの補修塗装作業を前提として回答させて頂きます。
     補修塗装指数の「取替パネル(新品パネル)」における作業範囲は、外板パネルの場合、その取付方法によって変わります。フード、ドア、トランクリッド等、ボルトでの取替部品においてはサフェーサーを塗布する箇所からとなります。しかし、クォーターパネル等の溶接系部品の場合、補修塗装指数の範囲は鈑金作業終了後に行う下処理も含まれます。ただ、部品補給形態と適合しない場合もあり、その範囲に沿わない時は適宜増減が必要かと思われます。
     ご存知のように補修塗装指数は面積で指数が決められていますので、塗装範囲もこれを参照して頂き、基準となる面積は10㎝(1dm)×10㎝(1dm)=100㎠(1d㎡)です。各車、各パネルの塗装面積は、見積りシステムをお持ちでしたら、ヘルプ等に搭載されている車種別編指数テーブルに、または自研センター発行の書籍に掲載されていますので参考にして頂ければと思います。その指数テーブルにある塗り数値のパネル名一覧表のクォーターパネルの注意書きには「溶接パネルは取替に伴う関連部の補修塗りを含みます」と書かれており、その作業の関連部の塗装も含まれるという考え方になりますので、その部分の別途計上は出来ないという事になります。案件ごとに関連部の部位、部品の確認が必要かと思われます。あと、損傷の状態にもよりますが、クォーターパネルの塗装でフロントピラーまでの工賃は、通常であれば難しいのではないでしょうか。その部分の塗装が必要であれば、既に実行されているかもしれませんが、作業内容を写真撮影しておく等、後で確認出来るものを用意しておけば説明しやすくなるのではと考えます。また、具体的な金額に関しては、このコーナーではお答えしておりませんので、ご了承頂ければと思います。

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