Q&A 

    実作業時間から計算する方法について

    • #見積り

    2019/12/02

    Q

    質問者
    さのさん

    指数テーブルに記載のない作業や車両に対し、実作業から請求する工数の考え方にあたり、質問があります。

    指数テーブルマニュアルによると、余裕時間について
    ※余裕時間は実態調査を参考に、正味時間の30%としています。
    と記載があります。
    ところが、レバーレート計算の稼働率68%の考え方を適用すると、68%が100%に達するまでに1.47を乗算する必要があります。
    つまり、指数テーブルに記載の無い作業に対して、実作業時間から請求する時間とレバーレートを考慮する場合、40分の実作業で
    ・余裕時間の1.3倍:0.86+準備時間
    ・稼働率68%から計算:1.0(+準備時間)
    と、15%近くの開きがあります。
    稼働率に準備時間が含まれるか分かりませんが、アジャスター、工場側双方が納得いくような考え方がございましたら、教えていただければと思います。

    A

    回答者
    プロトリオス

    実作業時間からの指数計上について、回答させて頂きます。
     指数は標準作業時間を基に作成され、以下の式によって成り立っています。 

    指数=正味作業時間+準備時間+余裕時間(正味作業時間×0.3)※
    ※指数テーブルマニュアルより

    (内訳詳細)
    「正味作業時間」
    →作業エリア内で作業者が実際に部品脱着や取替作業をしている時間
    「準備時間」
    →正味作業を行なう上で欠かす事の出来ない準備時間(車両搬入出、移動、工具、片づけ時間等)
    「余裕時間」(作業余裕・用途余裕)
    →必ず、発生するとは限らないが、正味作業を行なう上で避けられない以下のような時間
    指数(標準作業時間)は上記の内訳から成り立っており、余裕時間も含めて「指数」となっています。指数設定がない作業については、実際に掛かった作業時間(正味作業時間+準備時間)に余裕時間を加えて考えるのが一般的です。
     稼働率は、作業者が与えられた就業時間内に占める工賃を得られる作業を示す割合で、レーバーレートの計算式の一要素となるもので、指数には直接関係ありません。

    ログインして コメントを書き込む
    コメント入力者
    •  
    • ※こちらのお名前がウェブサイトに掲載されます。

    コメント

    投稿する