Q&A 鈑金・塗装のご相談
スポットのカット
2013/06/15
Q
- 質問者
たにぐちさん
溶接パネルのスポットをカットする作業についてです
スポット一点の指数の考え方を教えてください
A
- 回答者
プロトリオス
「(スポット一点の)指数の考え方」とは、「基表方式」における最小単位の作業範囲を確認したい、という意図として回答いたします。
(車両を構成している各部品をボルト、ナット、クリップ、スポット溶接、アーク溶接等それぞれ最小単位の組付け要素にまで分解、調査したうえで脱着取替指数を算出する方法を「基表方式」といいます)
たとえばその最小単位をさらに細分化したうえ、「スポットをカットする」作業はどこからどこまでを作業範囲として定めているのか。また、ナゲットの切削1点につき○○時間(または○○分)なのか。ということであれば、それは指数(自研センター)においてもはっきりと言明されてはいません。
補足程度にしかなりませんが、「溶接系パネルにおける作業範囲」として指数テーブルマニュアルに記載されています。
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パネル取替時に発生する、取付相手パネルのナゲット研磨および修正を含む
ボルト・ナットで取り付けられているラジエータサポートなどの主体部品については脱着または取替の作業を含む
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さらに事故車であるがゆえの難度、変形や錆付き等も反映されています。
また高張力鋼板に関しては作業条件も設定されています。たとえばエアドリルやエアソーを使用してスポット溶接個所を切削しようとしても思い通りに作業が進まないことが多いかと思います。自研センターにおいては電動のスポットカッターの使用を作業条件のひとつとしています(トルクと切削力が反比例し、摩擦熱が発生しにくいため)。
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