Q&A 

    バンパー塗装の価格について

    • #鈑金

    2013/04/25

    Q

    質問者
    塗装職人さん

    最近のバンパーは凹凸が多く磨き難いし、素材が薄いので黒などは乾燥時に温度が上がりすぎるし、鉄ほど高温で乾燥出来ません。
    磨き戻りのリスクも有るので三種類のコンパウンドとポリッシャ―二週類で仕上げています。自費修理でもバンパー全体クリアー仕上げなら塗装代を25000円〜50000円、部分補修塗装で15000円〜25000円はお客様から頂いています。
    バンパー修理の指数が原状回復レベルの仕上げなら安すぎると思います。修理する方が高いのに保険会社は修理してくれと言います。本当にエコなら新品交換より修理費が高額でも出してくれればいいのに・・・。

    A

    回答者
    プロトリオス

    自研センターの定める「指数(標準作業時間)」は、
    車両を事故前の状態まで戻すのに最も経済的かつ合理的に完了できる作業
    という前提があります。

    樹脂バンパ塗装の指数は、外板パネルとの同時作業が前提とされて策定されています。
    さらに経済的観点からは、基本的に樹脂バンパは新品交換を前提としています。

    塗装作業をするにあたって、乾燥時間は作業時間に含まれません。
    よって、修理費用とは関係ありません。

    また磨き作業時間についても、樹脂バンパ補修塗装指数の作業には含まれていません。
    バンパ表面の小さな凹凸(シボ模様)については、参考時間ですが「0.4」程度の割増が認められます。

    損傷状況などはわかりかねますが、
    『修理する方が高いのに保険会社は修理してくれと言います』
    と、保険会社側から「経済的かつ合理的」に逸脱したの修理依頼、または申し出があったのであれば、
    実際の工数に基づいて適宜計上されてもいいかと考えます。

    また、樹脂バンパを単体で塗装作業する場合、

    バンパーの単体塗装の指数について
    https://bsrweb.jp/qa/detail.php?id=0333

    も併せてご参考いただければと思います。

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