Q&A 鈑金・塗装のご相談
3コートソリッドの加算基礎(水性)
2012/10/04
Q
- 質問者
スギモトさん
まれに3コートソリッドがあるのですが(マツダA4A)
など 加算基礎などの使い方を教えてください
3コートパールの加算基礎をそのまま使用していいのですか
2コートソリッドに低隠ぺいを使用すると言うやり方もあると思いますがその場合、隣接のボカシが不明です
最善の方法があれば教えてください
A
- 回答者
プロトリオス
A4A(トゥルーレッド)は塗料の銘柄によってはパール顔料を使用する場合があり、ソリッド塗装とは言い切れないところがあります。
回答は、2コートソリッドの低隠ぺいの場合と、2コートパールの低隠ぺいの場合、3コートパールの場合の3つのパターンで致します。どの加算基礎数値を使用するかは、自社で使用されている塗料の配合データを基に選択して下さい。
【ソリッド塗装の場合】
水性塗料はカラーベースの上から必ずクリヤー塗装するのが前提となっていますので、ソリッド場合はすべて2コートソリッド扱いになります。下色調色の配合指示がある場合は低ぺい性塗色割増を選択して下さい。
ソリッド塗装はブロック塗装が前提となりますので、隣接パネルへのボカシ塗装は実施しません。
【2コートパールの場合】
下色塗装が必要な、パール顔料を含む配合の場合は低隠ぺい性塗色割増を加えた2コートパールとして計上して下さい。2コートパールの場合は隣接パネルへのボカシ塗装は実施し、その作業工数は加算基礎数値に含まれます。
【3コートパールの場合】
低隠ぺい性塗色の2コートパールの下色と、3コートパールのカラーベースの違いは、調色精度にあります。低隠ぺい性塗色の2コートパールで、下色にあたる部分をカラーベースとして調色する指示がある場合、3コートパールとして計上して下さい。3コートパールのカラーベースの場合はパール塗装を施した場合のスカシ、正視などの影響を踏まえた調色を実施します。一方下色の場合は色が止まればよいため、3コートパールのカラーベース程の調色精度は要求されません。また、2コートパール同様、隣接パネルのボカシは実施し、作業工数は加算基礎数値に含まれます。
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