Q&A 

    レバレートに含まれるもの

    • #見積り

    2012/08/02

    Q

    質問者
    島田さん

    ドア等を外した状態での作業中車両の保管(工場内及び当社敷地内の屋外駐車場)では室内にパテ粉やホコリや雨等が入ってしまうので当社ではビニールとマスキングテープで養生をしますが、損保Aさんには、その費用はレバレートに含むと言われました。 また別の損保さんにはレバレートではないが保管に関する費用の支払いは工場設備の問題なので認定できないと言われました。 養生費として項目立てて計上して認定してくれる損保さんもあるのでレバレートに含むと決まっている訳ではないのかと思うのですが、、、。レバレートには何が含まれているかとか明確な基準は無いのですか?

    A

    回答者
    プロトリオス

    レーバーレートとは、人件費や減価償却費をはじめとした工場の運営に必要なすべての経費に利益を織り込み、その金額を生産にかかわった総時間で割った(1時間あたりの)額を指します。

    レーバーレートを算出するための工場運営経費の内訳は工場の形態などでさまざまです。このため質問にある保管車両の養生費を、御社がレーバーレートに含んでいるといわれるのであれば含まれていますし、その逆も然りです。

    また、レーバーレートと指数対応単価は異なるものとご理解ください。
    レーバーレートは、それぞれの工場の運営状態などを反映した金額となります。対して対応単価は、損保各社との協定に用いられる「指数1.00(1時間)」あたりの金額(技術料)を表しています。それには、地域性や相場なども織り込まれており、その内訳は損保各社で異なります。

    アジャスターによっても、その見解の差が生じているために「レバレートに含む」や「工場設備の問題」、または「養生費として認定」という結果を招いているのかもしれません。

    ただ、修理の依頼を受けてカーオーナーより預かった大切な車両です。その管理や保管に関しては、費用を別途計上できるか否かではなく、至極普通であることと考えます。御社敷地内の駐車場や工場レイアウトなどにより、保管の際に養生が必要であり、コストが発生することは理解できます。それでも、(ボデーカバーを使用する等)より簡便な方法などを探るなどして負担を軽減させることが利益の確保につながるのではないでしょうか。

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