Q&A 鈑金・塗装のご相談
内側塗装のマスキング
2012/07/06
Q
- 質問者
塗装作業者さん
ドア交換時のクォータパネルやロッカーパネルを鈑金した際に色の違いを最小限にする為に先にドアを閉めた時に隠れる箇所を塗装します。塗装代はパネルの塗装に含まれるのは分かりますが一度マスキング、塗装をして乾燥、処理、裏を塗装した新品ドアを付けて再度マスキングするのですがマスキング、下処理を2回する事も指数には含まれるのでしょうか?
A
- 回答者
プロトリオス
指数テーブルマニュアルに記載されている「補修塗装作業の概要(外板パネル編)」によると、プラサフ用のマスキング、上塗り用のマスキングはともに1回ずつとされています。両作業とも、2回に分けて作業することは想定されていません。
お客様が実施されている作業に関していえば、それは指数外となります。指数の運用ルール上、含まれてはいません。
ただ、「色の違いを最小限にする為」に同作業を行っているのであれば、加算基礎数値に含まれる調色作業の工程分より、相当分の減算を求められるかもしれません。
それでもなお、2回に分けての作業が認められる可能性を見出すとすれば、
・元請けやカーオーナーからの修理工程の要望がある
・車両構造上の理由
・経年劣化による著しい退色
などがあげられるのではないでしょうか。
指数はさまざまな作業の平均で成り立っているため、事故状況や車両構造、また経年劣化によっては指数通りでは作業が難しい場合があるのも理解できます。しかし指数(標準作業時間)より早く終わる作業があった場合、その分の工賃を減算しなくても良いので年間を通じてみれば大きな過不足は発生しないものとご理解ください。
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