Q&A 

    ボディーコーティングついて

    • #鈑金

    2012/03/06

    Q

    質問者
    ボディーサービスマンさん

    最近、ボディーコーティングをされている方が多くいられます。
    フッ素系、テフロン系、ガラス系、また、テフロンとフッ素のハイブリットなど…
    撥水系や親水系など…
    ディーラーまたは、プロショップで施工したものなど…(施工方法は違うと思はれます。)
    成分は同じようでも販売店などで名称が違ったりで対応しきれないのが現状だとおもいます。
    大きく分けるとどれ位あるのでしょうか?
    また、メンテナンスキットなどは成分が同じようなものには同様に使用できるのでしょうか?

    A

    回答者
    プロトリオス

    フッ素系、テフロン系は同じものです。テフロンはデュポンの登録商標つまり商品名です。
    この製品の欠点は、カーシャンプーで取れてしまうため、短命であるということです。雨染みが固着しにくいという長所もありますが、長持ちしないため価格とのバランスが難しい商品です。
    本来フッ素樹脂はフライパンなど金属に使われます。2700〜2800℃で定着(蒸着といいます)させないと固定出来ません。
    自動車の場合、そんな温度で定着できませんので常温で作業します。フッ素単体では気化してしまうため、樹脂に溶かし込むとフッ素樹脂、シリコーンに溶かし込むとフッ素変性シリコーンになり、さまざまなものの原料になります。
    余談ですが、フッ素を車の表面に使う考えは日本人だけのようです。アメリカでは未だカルナバワックスしか信じられていないと聞いています。

    次にガラス系と呼ばれる製品ですが、主剤の原料はケイ素レジンと言うシリコーンです。
    日本国内に製造メーカーは数社ありますが、もともと自動車用としてではなく建物用として開発されました。今から20年ほど前から自動車に流用をしはじめました。
    その当時は黄ばみや亀裂が発生していましたが、様々な業界に使用されることから、飛躍的にシリコーン製品が進化して、近年では精密な作業に無くてはならないものになりました。
    ケイ素レジンは様々な種類があり、コーティング剤の製造メーカーのコンセプトによって、目的に応じた添加物を使用します。

    添加物を混ぜ込むと狙う効果が発揮出来ない場合、二液にして一液を塗布したあと、もう一液の処理をする方法の製品もあります。これはコーティングの表面を親水にするときに多く用いる方法です。
    ガラスコーティングの場合、性質上お風呂の鏡と同じようにグチャグチャの水弾きをします。撥水をきれいにすることは添加物で可能ですが、親水にするには水を馴染ませる材料を張り付けるしか方法がありません。

    製品の種類はベースに使用する主剤と添加物の違いで、一社でも数種類製品化されている所もあります。これはガラスコーティングの致命傷である、雨染みや汚れの固着に対応するため、日進月歩で商品が開発されているからです。

    メンテナンスキットは研磨剤が入っていないものであれば、どのメーカーの物でも問題が発生するような原料は使用していないようです。よってメンテに使用することは可能といえるでしょう。

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