Q&A 鈑金・塗装のご相談
パールの違い
2011/12/05
Q
- 質問者
苦労人さん
わが社で使用しているパールリキッドには、干渉パールと着色パールがあるのですが、その違いを教えてください。また、調色する時の注意点もあれば併せてお願いします。
A
- 回答者
リペアテック
干渉パールと着色パールの違いは、含まれるマイカ顔料が違います。
マイカ顔料には、ホワイトマイカ、干渉マイカ、着色マイカ、銀色マイカがあり、次のような特色があります。
■ホワイトマイカ
半透明で隠ぺい力が弱い。粒子は大小各種あり、粒子が大きいとメタリック調のキラキラした光沢、小さいとシルク調の軟らかい光沢を発します。
■干渉マイカ
ホワイトマイカより二酸化チタンのコーティング層が厚く、その幅によって色調が変化します。見る角度によって正面と斜めが反対(補色)になります。赤と緑、青とだいだい、黄とむらさきなどの2色性がが特徴です。
■着色マイカ
二酸化チタンの上に酸化鉄をコーティングしたもので、その名の通り色つきのマイカ。隠ぺい力が高い。
■銀色マイカ
二酸化チタンの上に銀メッキを施したもの。シルバーの金属感をもつマイカ顔料。
干渉パールと着色パールの違いはご理解いただけたかと思います。
顔料の違いによる調色時の特別な注意点はありません。光の透過性と色変化に特徴がありますので、メタリックなど他の特殊顔料色と同様に、さまざまな角度(正面、斜め、すかしなど)、光源(太陽光、蛍光灯、LEDランプなど)でもチェックは必要です。
配合データをもとに基本にしたがって調色して下さい。
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