Q&A 鈑金・塗装のご相談
シンナー再生機について
2010/09/23
Q
- 質問者
LEXAS8810さん
廃シンナーを回収業者に委託して回収してもらいその都度ドラム缶1本あたり約1万くらい支払ってます。
シンナー再生機なら廃シンナーがでないのでしょうか?あとその再生されたシンナーはガン洗浄用などにしか使えないのでしょうか?以前聞いた噂では機械自体に結構熱を持つみたいで危険だとか聞いたことがあります?!何もわからないので、
メリット・デメリットなども教えていただければ光栄です。
A
- 回答者
リペアテック
シンナー再生装置は、シンナーを加熱して蒸発させたものを集めて冷やして液体に戻す構造になっています。つまり、蒸留水を作るのと同じ原理です。ですから再生すれば廃シンナーは残らず、固形物の塗料カスなどが残ります。また、再生シンナーはいろいろな種類の溶剤が混ざった状態の廃シンナーから蒸留していますから、特定の塗料の希釈に使うとかの用途には使用できません。したがってヘラやスプレーガンの洗浄用に使うのが無難ということになります。
装置が熱を持つのは、上の原理からして仕方ありませんが、シンナーそのものは消防法での危険物でもありますので、間接的な加熱方法をとるなど、装置の安全対策は充分になされているはずです。
メリットは、廃シンナー量が削減でき環境対策にもなること、洗浄用シンナー代が低減できることです。
デメリットといえるかどうかわかりませんが、再生時間が長いという声を以前に聞いたことがあります。
メンテナンスでは、オイルを使った間接加熱タイプは、一定期間でのオイル交換が必要です。機器としては、1980年代初め頃から登場しており、特に問題も生じておらず、どこにメリットを見いだすかは工場での使い方次第といえるでしょう。
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