Q&A 鈑金・塗装のご相談
修理費請求について
2019/11/29
Q
- 質問者
古谷さん
保険会社への請求と一般客への請求に乖離がある修理工場も少ないないと思います。あらゆる手を使って高額な請求をする修理工場もあります。しかし、そういった行為は結果的に自動車保険料の値上がりなどを招き、自分で自分の首を締めていませんか?保険を使うと保険料が大幅に上がるからと、安い修理依頼ばかりが増えています。車離れも深刻で、仕事が減ってしまいます。
A
- 回答者
プロトリオス
ご存知の通り、事故車修理における修理費用の算出は修理見積書が基本となります。その見積書作成の基本は「指数」で、見積書作成においては基本的なルールとして使用されています。
ただ、この指数はあくまで目安であり、また、全ての作業に指数が設定されている訳ではありません。その他、対応単価の違いや工場の設備や作業者の技術レベルによって修理方法が異なる等もあるため、見積り金額には多少の差が発生します。
ひと昔前であれば、見積り金額は高ければ高いほど良いというような風潮もありましたが、現在は、見積りシステムを使用しているところが多く、手書きの頃よりは金額差は少なくなっていると思います。ただ、そんな中でも、ご指摘の通り高額な請求をしている工場もあるかと思います。本来、見積書には作業指示書という役割もあります。その指示書通りに作業を行なう事で、安全性や機能、美観等の条件を満たした上で効率(経済)的かつ正確な修復作業が出来るというものです。
見積金額の高い、低いではなく、いかに理に適った見積書で作業指示書なのか、その土台があって見積り費用が決まるものかと思います。理に適った見積りの結果、高額になる事もあると思われますが、理屈に見合った請求であれば、誰もが納得出来る結果であって、それが、工場への信用にも繋がり顧客、損保会社との信頼関係にもなっていくのではないでしょうか。
ASVの普及等により、今後も事故車修理の件数は減少していくと思われます。そのような中で仕事を確保していくためには、技術や設備は勿論、信頼関係の有無が大きなポイントになると思います。
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