Q&A 鈑金・塗装のご相談
鈑金作業時のスライドドア脱着工賃について
2019/04/20
Q
- 質問者
kkさん
クォータパネルのロックピラー辺りの損傷が大きい鈑金作業時などに、粗出し作業や高さ合わせ、チリ調整、塗装時など4、5回スライドドアを脱着しないといけないと思うのですが脱着回数分工賃を計上しても良いのでしょうか?
A
- 回答者
プロトリオス
自研センター刊行の指数マニュアルによりますと、脱着・取替は相手先部位が正常であるとの前提条件の下に設定されています。つまり、チリ調整のための複数に亘るこれらの作業は、相手先部位の修理作業である正しい寸法復元作業に振り分けて計上し、主体作業(スライドドア)の脱着は割増計上すべきではないとの判断となります。
また参考までに、指数マニュアルのQ&A掲載の事例を挙げると
Q.指数には、部品を取り付ける「相手部位の修正時間」は含まれていますか?
A.脱着取替指数は、部品を取り付ける相手部位は正常な状態である事を前提に作成しています。部品取り外す際に生じた相手部位の変形を修正する時間は含みますが、損傷で生じた相手部位の変形を修正する時間(鈑金修正や寸法出し作業)は指数に含みません。
Q.脱着取替指数編の摘要に(含)立付調整とありますが、どの程度の内容ですか?
A.「立付調整」とは、他の外板パネル及び骨格部位が正規の寸法位置・角度に復元されている条件の下で、隣接パネルとのチリ(隙間、段差)を合わせる作業です。
先にも述べましたが、上記のように隣接パネルとの立付調整は、取り付ける側(相手部位)が正常な状態を前提にしていますので、ご質問の場合ですとクォータパネル側が正常な状態と言う事が前提となります。従って、相手側部位の修正を納得出来る範囲で正確に修正し、その分を計上する事が妥当ではないかと思われます。
弊社出版物の「全国見積り事情Part?」にもアンケート結果やオブザーバーのコメントが記されています。もしお持ちでしたら、ご参考にしてください。
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