Q&A 鈑金・塗装のご相談
ソリッド塗装
2011/03/01
Q
- 質問者
板金塗装工場さん
ソリッドの塗装に1/1、1/2、1/3と範囲がありますが、うちでは基本的にパネル全体に3〜4回きっちり塗りこみます。サフェーサーの箇所だけ先に色を止めたりすると、ガン肌が荒れて、きれいな塗装が出来ません。ドアとか1/3は何処でボカスのでしょうか?普通に1/3で切って磨くのでしょうか?現実的に補修ではボカシ際につやがが出ないし、その様な修理では現状回復にならないと思います。他の修理工場は普通に1/2とか1/3で綺麗に塗装しているのでしょうか?もう10年以上塗装をしていますが、いま一、指数の考え方に納得できません。モールで切れるとか古い商用車なら出来ますが、外車などでは確実にクレームが来ると思います。
A
- 回答者
リペアテック
補修塗装指数の塗装範囲は、ご指摘のように1/1、1/2、1/3の3種類が策定されていますが、パネルの形状や損傷位置は特に指定がありません。また同じソリッドカラーでも色の違いも指数値に反映されていません。その他、最近の1液タイプの2k塗料にも対応できていません。
これは、指数は塗料の種類や技術者のレベルなど補修塗装作業を行う上で一定の条件を定め、その条件下での作業時間の平均値となっているためです。このため、作業条件が異なれば作業時間(指数)や作業範囲も異なります。
例えばフロントフェンダーの先端部の1/3塗装の場合でしたら、フロントフェンダー内でボカすのはそんなに難しくないでしょう。また反対に補修箇所や車の車格により難しい場合も出てきます。しかしそれらの条件全てに指数を設定することは難しいのが現実です。
車体修理工場には様々な車格の車が入庫していると思いますので、作業範囲や作業方法もそれぞれのパネル毎に考えるのではなく、月間や年間を通じての平均値で考えてみられてはいかがでしょうか。
ただし、ご指摘にもあるように、保険修理の場合は現状復帰が前提ですので、状況などにより明らかに指数値内での作業が困難な場合には、多少の追加計上の交渉してみる余地はあると思います。
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