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システムユーザーレポート vol.34 北日本石油ピッカーズ 清田店(ラクロスⅡ)
ラクロスⅡの導入で売り上げ、利益が増加、次のステップへ
2026/04/08
クイックリペアから本格的に鈑金塗装事業を開始
北海道、東北地方を中心にガソリンスタンドを運営する北日本石油。同社では車検、洗車、カーケア、車両販売など幅広いサービスを提供している。クイックリペア事業は2012年にスタートし、当初は同社のガソリンスタンドの一角で行っていた。2018年、徐々に入庫が増加し、手狭になってきたタイミングで閉鎖するガソリンスタンドの跡地が使えることになり移転。その際にピッカーズに加盟し、事業を本格化させた。
現在、同店舗では鈑金塗装と磨きを行っており、月間平均60台ほど処理している。ピークは3~4月で、これは北海道エリアの特徴であるシカとの接触事故だけでなく、雪の溶け始めのスリップでドアやバンパーの軽度の損傷が増えるためである。同店のスタッフは5人。全員が鈑金塗装、磨き作業ができるため、作業分担はせずに生産性を維持している。入庫は小~中破がメインとなり、比率は8割がクイックリペア、2割が保険業務となっている。
関根浩貴店長(中央)とスタッフ
もっと早く始めていれば……見積りシステムの有用性
保険業務が増えると、協定に時間がかかるようになってきた。それまで同社では損保会社からの見積書をベースに、エクセルで打ち直して金額差や部品価格などの調整をしてきた。しかし、2022年7月に塗料販売店の紹介からラクロスⅡを導入してからは、自社で見積書を作り始め、「ここから大きく売り上げと利益が変わった」(関根浩貴店長)。
大破手前の車両が入庫した際、損保会社の見積書は約60万円。同社が作った見積書は約100万円だった。協定の結果、最終的に約90万円で着地した時、関根店長はそれまでかなりの利益を損失していたこと、システムの有用性に気付かされた。「鈑金塗装に関する項目が多く、漏れがないため、ベースの金額が高くなった。それだけでなく、協定する時間もこれまでの1/5くらいにまで短縮されるなど、想定以上に大きな効果があった。使い方に関しても営業担当者やサポートが親身になって対応してくれて、すぐに慣れたので感謝している」。その上で、「もっと早くラクロスの存在を知って導入しておけば良かった」と後悔を口にする。
ラクロスⅡは同社に大きな利益を生み出した
ハードは限界 人を増やして先を目指す
バンパーに触れなくなることは死活問題につながると、特定整備認証は2021年に取得。エイミングサポートツールを導入するなどコンプライアンスと作業効率向上にも力を入れる。ミグ溶接機も新たに導入し、「溶接強度が求められる中、顧客の安全のためにしっかり対応していきたい」と設備環境を整えた。
今後について関根店長は、「入庫台数を考えるとハード面に限界が来ている。スタッフを増員し、次の店舗展開を目指したい」と話す。見積りシステムを導入し、正しい利益を確保できるようになった同社は、次のステップに向けて動き出している。
エイミングサポートツールで作業効率化を図る
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2025年1月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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