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システムユーザーレポート vol.31 R&N(ラクロスⅡ)
正しい金額で正しく請求し信頼を得ることができるソフト
2026/03/30
大手企業を退職し、洗車・コーティングをメインに創業
2017年に洗車・コーティング施工を専門としたR&Nを創業した大塚尚輝社長。多くの人がそうであるように大塚社長にも独立、創業に至るまでに紆余曲折があった。
車が好きでアルバイトとして始めたガソリンスタンドでの働きが評価され、正社員として大手石油元売り企業の本社に就職し、10年間勤務した大塚社長。年収は平均以上ではあったが、求められる数字の大きさと残業時間の多さからこのままでは精神を患うと確信。住宅ローンを組んだ直後に退職した。現在、ともに働く妻の莉菜さんは「ローンがあるのに夫が無職とか焦りますよね」と笑いながら当時を振り返る。
企業勤めが合わないと分かった大塚社長は、地元の山梨県に戻ると前職での経験を活かして低資本から始められる洗車・コーティング事業を、建てたばかりの新築のガレージで莉菜さんとスタート。入庫が安定してくると、同じく過去に経験があった鈑金塗装を始めるために工場を借りて移転した。
大塚尚輝社長(中)と妻の莉菜さん(右)、三浦和樹 工場長
鈑金塗装見積りシステムが信頼関係を構築する
鈑金塗装業を始めると環境は大きく変わった。保険会社との協定が増え、売り上げも増加していった。入庫もさらに増え、2019年にはより広い現在の敷地に移転するなど業績は右肩上がりとなった。その一方で、保険会社が出してくる見積りに納得がいかないことも増えてきた。「見積りについて知らないと思われて安く出してきていたのだろう」と考えた大塚社長は塗料販売店に相談。「顧客管理機能や整備書類も出せることや、ソフトも営業マンも工場寄りの考えを持っていること、導入費用の面を見てもラクロスだと思った」とし、2021年に鈑金塗装見積りソフト「ラクロスⅡ」の導入を決意する。
それまで顧客管理や見積書はすべてエクセルで管理してきた同社にとって、ラクロスⅡの導入は作業効率面、見積書の精度の面で大きな効果を発揮した。正確に鈑金塗装の見積りができることで、これまで曖昧だった保険会社との交渉が対等な立場でできるようになった。一般客に対しては作業に対してどれくらいの時間がかかり、どれだけの料金になるかの説明もできるようになった。「大手中古車販売店の不正によって、業界全体に疑いの目が向けられているが、説得力のある素材をこちらから提出することで信頼を得られた」と効果を口にする。
「ラクロスⅡは可能性を広げてくれた」と大塚社長
トータルカーライフのサポートを目指して
住宅ローンを抱えながら独立・創業というチャレンジをした大塚社長。2023年9月には特定整備認証を取得して整備も本格的に行うようになるなど業容は拡大している。今後は輸入車の受け入れ、車販や保険取り扱いなどトータルカーライフのサポートを目指す。「車に関する業務の間口を広げ、若い子が入社した際にこの仕事の楽しさを伝えられるようにしていきたい」と話す大塚社長。車好きの創業社長として、自社だけでなく業界全体の魅力を伝えるために、チャレンジを続けていく。
三浦工場長は鈑金塗装部門の大黒柱として同社を支える
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2024年10月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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