JOURNAL 

システムユーザーレポート vol.9 YKオートサービス(ラクロスⅡ)

車販店から整備工場にソフトとともにその先へ

2026/03/17

YKオートサービス

社長=藤倉健太 所在地=栃木県佐野市馬門町1901-1

使用ソフト=ラクロスⅡ

https://www.k-n-t.jp/

車両販売店から整備工場へ

関東三大師の一つ佐野厄除け大師や、近年では佐野ラーメンなどでも注目を集める栃木県佐野市。東北自動車道・佐野藤岡インターを下りて5分ほどの場所にYKオートサービスがある。

創業は2012年。藤倉健太社長が中古車販売店で積んだ経験を活かし、同市内で開業した。中古車販売店として業務を行う中、顧客からの整備ニーズの高まりを感じていたが、場所やスタッフの問題などから工場の設立ができず歯がゆい思いをしていた。

しかし、2019年に付き合いのあった鈑金塗装工場が業務縮小により撤退することが分かり、その工場を買い取ることと同時に整備士を雇用する。移転と同時に分解整備認証を取得し、念願の整備事業を開始した。また、「コンプライアンスの面と同時に、今後も業務をしていく上で必須になる」との考えから11月には電子制御装置整備認証も取得予定で、整備できない車両がない状況を作る。

藤倉健太社長(右から2人目)とスタッフ一同

手書きからソフトへ移行した利点

同社は年間200台近い車を売買しているが、2012年から2020年まで納品書や請求書はすべて藤倉社長が手書きで行い、作業履歴はノートに記していた。しかし、車販のほかに整備が加わったことで書類作業は格段に増え、業務時間を大きく圧迫していた。

そこで近隣の工場から紹介された、鈑金・整備・顧客管理システムである「ラクロスⅡ」と、データ連動が可能な車販ソフト「カルタッチ」を2020年3月に同時導入した。経理や総務を担当する髙橋美佳さんはシステム導入後の感想として「利点しかない」と話す。過去作業や納品書など顧客情報はこれまではすべてノートから探していたが、システム導入後はすぐに検索できるようになり、誰がいつ入出金があったのかすぐに確認し、元帳処理も容易にできることで作業効率は大幅に改善した。

また、同社のメイン事業である車販に関しても、「カルタッチ」が顧客情報と結びついているため、在庫車の管理や見積りの確認もスムーズになった。同時に車両データにひも付いていることから名義変更後の車両などの検索も容易となっている。税理士への書類もラクロスⅡから抽出したデータを提出しており、その機能を存分に活用している。

納品書もスムーズに検索できるのは大きな利点となった

車のことは何でもできる会社を目指して

同社の今後の展望について藤倉社長は「車販、車検、整備を行っているが、顧客のニーズに応えるために車のことは何でもできる会社を目指し、鈑金塗装を始めたい」と話す。前述のように同社は鈑金塗装工場を居抜きで買い取ったことから、現在は磨きスペースとして活用しているプッシュプル型の塗装ブースが完備されており環境は整っている。

今後、鈑金塗装業務が始まったらラクロスⅡに鈑金塗装見積り機能を追加し、同社はさらに前進を続けていく。

藤倉社長が書いていた見積りノート

※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2022年12月号に掲載の記事を元にしています。

※掲載内容は、取材当時のものです。

自動車整備業鈑金統合システム RacroS3(ラクロス3)
自動車整備業鈑金統合システム RacroS3(ラクロス3)



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