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【オートモビルカウンシル2026:国産車メーカー】各社の過去・現在・未来をつなぐ名車とその保全の取り組みを紹介

三菱自動車工業は歴代「パジェロ」を展示しつつ次世代SUVの発売計画を示唆

  • #イベント

2026/04/20

 2026年4月10~12日に幕張メッセで開催された、新旧名車と自動車文化の展示会「オートモビルカウンシル2026」。


 当記事では、三菱自動車工業、トヨタ自動車、本田技研工業、イタルデザインの主な出展内容を紹介する。


【三菱自動車工業】

「ブランドレガシーから見る過去~未来の三菱自動車らしさ」をテーマに、米ウィリス・オーバーランド社との提携によりノックダウン生産された「J11デリバリ・ワゴン」、1973年の第20回東京モーターショーに出品したコンセプトカー「パジェロ1」、初代「パジェロ」と同車をベースとして1985年のダカールラリーで総合優勝を遂げた参戦車両、2代目「パジェロ」、計5台を出品。

(手前より)初代三菱パジェロのダカールラリー参戦車両、2代目三菱パジェロ、初代三菱パジェロ

三菱パジェロ1

三菱J11デリバリ・ワゴン

 開催初日の2026年4月10日に実施されたプレスカンファレンスには、2026年4月1日付で代表執行役社長兼COOに就任した岸浦恵介氏が登壇。三菱に入社した当時「RVRスペースギア」を所有しながら、当時大ヒットしていた2代目パジェロの雪道での走行性能に感動した思い出を語りつつ、「新型クロスSUVを年内に投入する予定。準備は順調に進んでいるので期待してほしい」と明言し、同車がクロスカントリーSUVの系譜に連なることを示唆した。

三菱自動車工業の岸浦恵介社長

【トヨタ自動車】

 トヨタ博物館からは、1962年の第9回全日本自動車ショーに出展された「パブリカスポーツ」プロトタイプのレプリカと、1967年市販車デビューの超高級GT「2000GT」を出品。

トヨタ・パブリカスポーツ(プロトタイプ・レプリカ)

トヨタ2000GT

 また、元町工場内の「グローバル生産推進センター」は、人材育成研修の一環としてレストアした、「ヨタハチ」の愛称で知られる1965年発売の「スポーツ800」を公開した。

トヨタスポーツ800

 ガズーレーシングは、復刻部品「GRヘリテージパーツ」を用いてレストアしたA80系「スープラ」と、同じくGRガレージ水戸けやき台がレストアを担当したAE86型「スプリンタートレノ」を披露。さらにレクサス「LFA」も展示して、同車の補修部品を現在でも全品供給継続していることをアピールした。

(手前より)レクサスLFA、トヨタ・スープラ(A80系)、トヨタ・スプリンタートレノ(AE86型)

2026年秋頃復刻発売予定のインストルメントパネルなどを用いてレストアされたA80系スープラの運転席まわり

【本田技研工業】

 2026年5月下旬発売予定の小型ホットハッチBEV「スーパーワン」と、同車のルーツとされ「ブルドッグ」の愛称をもつ初代「シティターボ2」、そのスタイルを「スーパーワン」の純正アクセサリーで再現したエクステリアコーディネート「ブルドッグスタイル」を同時に展示。

ホンダ・スーパーワン(手前)、同ブルドッグスタイル(奥)

初代ホンダ・シティターボ2

 また、2026年4月1日よりサービス開始した「ホンダヘリテージワークス」による「ホンダレストレーションサービス」と「ホンダヘリテージパーツ」を組み合わせてレストアした初代NSXと、「ホンダヘリテージパーツ」によって復刻予定の各部品を出品した。

ホンダヘリテージワークスNSXレストアプロトタイプ

【イタルデザイン】

 2021年に50台限定で発売された「日産GT-R50 byイタルデザイン」と、ホンダ公認のプロジェクトとして少量生産販売が予定されている「ホンダNSXトリビュートbyイタルデザイン」を、東京オートサロン、大阪オートメッセに続いて展示した。

(手前)日産GT-R50 byイタルデザイン、(奥)ホンダNSXトリビュートbyイタルデザイン

(文・写真=遠藤正賢)