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日車協連、講師研修会を開催

新テキストの重点ポイントを共有、新カリキュラムによる教育の標準化を目指す

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2026/02/20

 日本自動車車体整備協同組合連合会(小倉龍一会長)は1月20日、「自動車整備技術 車体・電子制御装置整備」の改訂に伴う講師研修会をオンライン形式で開催した。同研修会は、改訂した新しいテキストを用いた講習を全国で効果的かつ均質に進めることを目指し、講師の知識と指導法の標準化を図る目的で実施されたもので、全国から86人が参加した。

 第1部では小倉会長が講師を務め、新カリキュラム及び新テキストの概要と変更点を解説した。資格名称が「自動車車体整備士」から「自動車車体電子制御装置整備士」へと変更される背景を説明した上で、新旧テキストの構成を比較しながら変更点を詳説。特に大きな変更点として、「第6章 電子制御装置整備」の新設と、従来までの「安全と衛生」の章が「第7章 コンプライアンス」として内容を拡充・再編されたことが挙げられ、加えて実際の作業工程に即して「第3章 損傷診断」を「第4章 車体整備」の前へと移動させたことなどを強調した。また、従来の7冊構成から5冊構成に講習内容の最適化が図られたことで、先進安全自動車(ASV)に不可欠な電子制御装置分野の学習により多くの時間を割り当てられることが報告された。

 第2部では、外部講師としてJ-Laboの高梨洋子氏を招き、「講師に求められるヒューマンスキル」をテーマにした指導法研修が行われた。研修では、受講者の学習意欲を引き出すための第一印象の重要性や聞き取りやすい話し方、集中力を維持させる講義の構成、受講者との双方向コミュニケーションを築くための具体的な技法などが、実践的な演習を交えて指導された。

 最後に、全国で実施される実習科目の内容を共通化するための指針や、国土交通省から発出されたオンライン研修の実施に関する通達について解説され、質疑応答を交えながら今後の多様な学習環境に対応するための具体的な方策が示された。