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システムユーザーレポート vol.49 S-UNLIMITED(モーターサロントラスト)(ラクロスⅢ)
長年使用したソフトとともに、環境に適応し次の時代に踏み出す
2026/05/25
S-UNLIMITED(モーターサロントラスト)
社長=推野貴之 所在地=宮城県石巻市広渕馬場屋敷92-1
使用ソフト=ラクロスⅢ
S-UNLIMITED(モーターサロントラスト)
鈑金塗装から始まり、地域密着の自動車整備工場へ
東日本大震災から15年。復興が進み、徐々にそれまでの生活を取り戻しつつある宮城県石巻市。推野貴之社長がモーターサロントラストを開業したのは震災の2 ヵ月前、2011年1月だった。前職では地元の鈑金塗装工場で約10年間、現場とフロント業務を経験し、その会社からの後押しもあり独立を果たした。
工場は認証工場だった会社を居抜きで借りたところからのスタートだったが、開業直後に東日本大震災に見舞われた。内陸に位置していたため津波の被害は免れたものの、身内や取引先が甚大な被害を受け、しばらくは仕事どころではない状況が続いた。
復興が進み始め1年ほど経てようやく事業は軌道に乗り始めた。翌2012年12月には法人化を果たし、直需客や地元のディーラー、モータースなど幅広い依頼主から支持を得るようになった。
次第に工場が手狭になると2020年に新工場を建設した。スタッフは15人(役員2人、鈑金塗装8人、整備4人、事務1人)の体制で、鈑金塗装、整備と幅広く地域のトータルカーライフをサポートする。
推野貴之社長
長年にわたり使用を続ける鈑金塗装見積りソフトへの信頼
前職時代から現在まで、プログレス、正宗、モレノン、PIT3、ラクロスとプロトリオスのソフトを使用してきた。一度だけ他社ソフトを試したことで、プロトリオスのソフトの優秀さを実感することになったという。
最も評価している点は一元管理機能で、車検でも鈑金塗装でも紐付けできることだ。「病院のカルテと同じように、顧客により寄り添った提案ができるようになった。鈑金塗装見積りで取りこぼしが少なく、自社でカスタマイズすることで損保会社との交渉もスムーズに進められる」。
特に売り上げ分析機能が優れており、より細分化して自社を分析できることが経営指標の一つとなっている。営業マンと遠隔操作によるアフターサポートも評価しており、現在はラクロスⅡを使用しているが、今後はラクロスⅢへの移行を予定している。
床をステンレス張りにすることで常に清潔感を保つ 調色室
設備投資を積極的に行い、スタッフの職場環境を整える
会社の今季目標として、テュフ認証の取得を目指す。「今後、この地域の修理台数は減少が予想される。企業とスタッフの生活を守るためにも商圏範囲を広げる必要があった。そのためにテュフ認証を取得し、企業としての信頼度を得る必要がある」と話し、さらには輸入車の認定工場も視野に入れるなど、それに合わせた設備投資を積極的に行っていく。
長期的には指定工場の認証取得、さらに現在の車両保管場所に新たな工場の建設も検討している。スタッフの働きやすい労働環境がより良いパフォーマンスを生み出すと信じ、「トラストで働きたい会社」を目指す。
顧客、スタッフ、会社すべてにとって良い関係を築いていくことを重視する推野社長は、「労働環境の格段な改善により、社員一人ひとりの作業ストレスが軽減され、気持ちに余裕ができることでクオリティーの向上につながる」と話す。長年使用してきたソフトとともに、業界を生き抜くために新しい一歩を踏み出そうとしている。
ラクロスの顧客管理により、依頼主に寄り添った 提案が可能となった
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2026年4月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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