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メルセデス・ベンツ、BASF自動車補修用塗料のグローバルパートナー契約を更新

「グラスリット」は新たに中国本土のメルセデス・ベンツの認定工場でも使用承認。日本では「R-M」とメルセデス・ベンツのパートナーシップが継続

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2025/07/31

 ドイツBASFコーティングス事業本部は2025年6月26日、メルセデス・ベンツがBASFの自動車補修用塗料「グラスリット」および「R-M」との戦略的パートナーシップを更新したことを発表した。


 これにより、「グラスリット」は従来の対象地域であるオーストラリア、韓国、台湾に加え、新たに中国本土のメルセデス・ベンツの認定工場でも使用が承認された。また、マレーシアおよびタイでは、同ブランドが推奨パートナーとして位置づけられている。


 日本では、「R-M」とメルセデス・ベンツのパートナーシップが継続される。


 また、香港特別行政区、インドネシア、モンゴル、シンガポールのメルセデス・ベンツとその認定工場へのサービスも継続される。


 BASFは「最も持続可能なソリューションを提供することで、今後も継続的にメルセデス・ベンツをサポートする」と説明。これには水性ベースコート「グラスリット100ライン」、クラウドベースのデジタルプラットフォーム「リフィニティ」が提供するコンサルティングサービス「ボディショップブースト」が含まれる、としている。


 BASF東アジア地域統括本部アジア太平洋地域自動車補修塗料本部副社長、スーザン・クルーゲ氏のコメントは以下の通り。


「メルセデス・ベンツとの長期的なパートナーシップを強化できることを光栄に思う。これは、競争の激しいアジア太平洋地域における私たちの強力な戦略の証。このパートナーシップは、持続可能性とデジタルトランスフォーメーションを推進しながら、最先端のソリューションを提供することに重点を置いている」


 BASFコーティングスのグローバル戦略アカウントマネージャー、マイケル・ヒル氏のコメントは以下の通り。


「パートナーシップの更新は、革新性、持続可能性、卓越性という共通の価値観のもとに築かれた、メルセデス・ベンツとBASFのグローバル規模での協力関係と信頼関係を反映したもの。私たちはこれからもメルセデス・ベンツをサポートし、世界中の自動車補修ネットワークに最高水準の品質と効率を提供できることを誇りに思う」