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ドラレコの取り付け費用はいくら?依頼先別の工賃相場と安く抑えるコツを紹介

ドライブレコーダーの取り付け費用は、依頼先によって大きく異なります。この記事では、ディーラーやカー用品店、整備工場ごとの工賃相場を詳しく比較し、費用を安く抑えるための3つのコツを紹介します。さらに、自分で取り付ける際の注意点も解説しているので、あなたに最適な取り付け方法がきっと見つかります。

  • #コラム

2026/03/10

ドラレコの取り付け費用はいくら?依頼先別の工賃相場と安く抑えるコツを紹介

念願のドライブレコーダーを購入しようと考えたとき、多くの人が直面する悩みが取り付け費用の問題ではないでしょうか。本体価格ばかりに目が行きがちですが、実は取り付け工賃を含めると予想外の出費になることも少なくありません。また、どこに依頼すれば安く済むのか、あるいは自分で取り付けることは可能なのかと迷っている方も多いはずです。この記事では、ドライブレコーダーの取り付け費用相場を依頼先別に徹底比較し、費用を安く抑えるための具体的なコツを解説します。読み終わる頃には、あなたの予算と状況に最適な取り付け方法が明確になり、賢くドライブレコーダーを設置できるようになります。

 

ドライブレコーダーの取り付け、主な選択肢は2つ

ドライブレコーダーを愛車に設置する方法は、大きく分けて二つの選択肢があります。ひとつはプロの業者に依頼する方法、もうひとつは自分で取り付けるDIYという方法です。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。まずはこの二つの選択肢について、基本的な違いを見ていきましょう。

プロの業者に依頼して取り付ける

プロの業者に依頼する最大の利点は、確実な取り付けと美しい仕上がりが期待できることです。ディーラーやカー用品店、整備工場などの専門家は、車種ごとの内装の構造や配線の取り回しに精通しています。そのため、配線が露出して見栄えが悪くなったり、走行中の振動で脱落したりといったトラブルを未然に防ぐことができます。

また、電源をシガーソケットではなく内部の配線から直接取る「裏取り」などの作業も、プロであれば安全に行えます。これにより、シガーソケットを塞ぐことなく、すっきりとした車内環境を維持できるのです。費用はかかりますが、安心感と手間をお金で買うという選択肢と言えます。

費用を抑えて自分で取り付ける

一方で、自分で取り付けるDIYの最大の魅力は、工賃を節約できることです。業者に依頼すると数千円から数万円かかる費用が、自分で行えば工具代などの実費のみで済みます。車いじりが好きな方や、構造を理解したい方にとっては、楽しみながら設置できるという側面もあります。

しかし、最近の車は電子制御が進んでおり、内装を剥がしたり電源を確保したりする作業には一定のリスクが伴います。無理に作業を進めて内装パーツを破損させたり、配線ミスでヒューズを飛ばしてしまったりする可能性もゼロではありません。費用を抑えられる反面、時間と労力、そして自己責任が求められる選択肢であることを理解しておく必要があります。

 

【依頼先別】ドライブレコーダーの取り付け費用相場を比較

プロに依頼するといっても、その依頼先は多岐にわたり、それぞれ費用や特徴が異なります。いざ依頼しようと思っても、どこにお願いすればよいか迷ってしまうことも多いでしょう。ここでは、主な依頼先であるディーラー、カー用品店、整備工場、出張サービスの4つについて、費用の相場と特徴を比較表にまとめました。まずは全体像を把握し、詳細を確認していきましょう。

依頼先

店舗購入時の工賃目安

持ち込み時の工賃目安

特徴

ディーラー

7,000円〜22,000円

20,000円〜40,000円

純正品の安心感・高い信頼性

カー用品店

3,500円〜33,000円

15,000円〜25,000円

品揃え豊富・会員割引あり

整備工場

3,000円〜30,000円

10,000円〜30,000円

柔軟な対応・技術力が高い

出張サービス

-

13,200円〜25,000円

自宅で完結・待ち時間なし

※費用は車種やカメラの数(前後カメラなど)により変動します。あくまで目安として参考にしてください。

ディーラーは純正品の安心感がある

新車購入時や点検のついでに依頼しやすいのがディーラーです。ディーラーで取り付ける最大のメリットは、圧倒的な信頼感と純正品への対応力です。自社の取り扱い車種を知り尽くしたメカニックが作業を行うため、内装の脱着や配線処理も非常に丁寧で、車両へのダメージを最小限に抑えることができます。

ただし、安心感が高い分、工賃は他の依頼先に比べて割高になる傾向があります。特に、他店で購入したドライブレコーダーを持ち込んで取り付けてもらう場合は、工賃がさらに高額に設定されていたり、断られたりするケースもあります。純正オプションのドラレコを綺麗に取り付けたい方や、費用よりも安心を最優先する方に向いています。

カー用品店は手軽で選択肢が豊富

オートバックスやイエローハットといった大手カー用品店は、多くの人にとって最も身近な依頼先です。店内には多種多様なドライブレコーダーが展示されており、機能や価格を比較しながら選べるのが魅力です。その場で購入して、ピットでそのまま取り付けてもらえる利便性の高さも人気の理由です。

工賃はディーラーよりも安価に設定されていることが多く、会員になることでさらに割引を受けられる場合もあります。ただし、土日や祝日は非常に混雑するため、待ち時間が長くなることがあります。また、Amazonなどのネット通販で購入した商品の持ち込み取り付けについては、店舗によって工賃が倍額になったり、対応していなかったりすることもあるため、事前の確認が必要です。

自動車整備工場は持ち込みに寛容

街の整備工場や修理工場も、有力な選択肢のひとつです。ディーラーやカー用品店に比べて広告宣伝費をかけていない分、工賃が良心的な価格設定になっていることが多いです。また、マニュアルにとらわれない柔軟な対応が期待でき、ネットで購入したドライブレコーダーの持ち込み取り付けも快く引き受けてくれる工場が多く存在します。

探し方としては、「グーネットピット」などの検索サイトを利用すると、近くの整備工場の工賃や口コミを確認できます。国家資格を持った整備士が対応してくれるため技術面でも安心ですが、工場によって設備や得意分野に差があるため、事前に電話などで問い合わせて見積もりを取ることをおすすめします。

【関連記事】カーパーツの持込み取付・交換専門店を検索 | グーネットピット

出張サービスは自宅で完結する

近年増えているのが、整備士が自宅や職場まで来て取り付けを行ってくれる出張取り付けサービスです。「くらしのマーケット」などのマッチングサイトを通じて依頼するのが一般的です。最大のメリットは、車を店舗に持ち込む手間や、作業中の待ち時間がないことです。自宅にいながら作業が完了するため、忙しい方や小さなお子様がいる家庭にとっては非常に便利です。

費用相場は整備工場への持ち込みと同程度か、出張費が含まれる分やや高くなる場合があります。依頼する際は、作業スペース(ドアを全開にできる広さ)が必要になる点や、雨天時の対応などを事前に確認しておきましょう。また、個人の整備士に依頼するケースが多いため、口コミ評価などを参考に信頼できる業者を選ぶことが重要です。

参考:ドライブレコーダーの出張取り付けを料金と口コミで比較!おすすめ事業者ランキング - くらしのマーケット

【関連記事】車検を依頼するのはディーラーor専門店? メリットとデメリットは? 重要なのは価格or品質?…コバックがユーザー調査を実施 | BSRweb | 株式会社プロトリオス - PROTO-RIOS INC

費用を抑えてプロに依頼する3つのコツ

費用を抑える3つのコツ

プロに依頼して綺麗に取り付けてもらいたいけれど、できるだけ出費は抑えたい。それは誰もが思うことです。実は、ちょっとした工夫や事前の準備で、取り付けにかかる総額を安く抑えることができます。ここでは、賢く節約するための3つのポイントをご紹介します。

本体はネット通販で購入する

ドライブレコーダーの本体価格は、実店舗よりもAmazonや楽天市場などのネット通販の方が安価に販売されているケースが多々あります。カー用品店などの実店舗では、人件費や店舗維持費が価格に反映されるため、どうしても割高になりがちです。まずはネット通販で機能と価格に納得できる商品を探し、安く手に入れることが総額を抑える第一歩です。

ただし、ここで注意しなければならないのが「持ち込み工賃」です。前述の通り、持ち込みの場合は工賃が高くなる業者が多いため、「本体の安さ」と「工賃の割増分」を天秤にかける必要があります。トータルコストで安くなるよう、持ち込み工賃が安い整備工場などを事前に探しておくことがセットでの戦略となります。

複数の業者から見積もりを取る

工賃は定価が決まっているわけではなく、業者によって大きく異なります。最初に見つけた1社だけに決めてしまうと、相場よりも高い金額を支払ってしまう可能性があります。少し手間に感じるかもしれませんが、最低でも2〜3社から見積もりを取ることを強くおすすめします。

特に整備工場の場合、電話やメールで「車種」と「取り付けたい機種」を伝えれば、概算の見積もりを出してくれることがほとんどです。「他店では〇〇円と言われたのですが」と相談することで、価格交渉に応じてくれる場合もあります。複数の選択肢を持つことで、納得感のある価格で依頼することができます。

取り付けの繁忙期を避ける

取り付けの繁忙期を避ける自動車業界には、1年の中で特に忙しい時期が存在します。具体的には、決算期や新生活が始まる3月、ボーナス商戦や帰省前の12月などは、車検や整備の依頼が殺到します。このような繁忙期は、業者もスケジュール調整が難しく、工賃の値引き交渉に応じてもらいにくくなります。

逆に、4月や8月などの比較的落ち着いている時期であれば、業者側も仕事を受け入れたい心理が働き、丁寧な対応や柔軟な価格設定を期待できることがあります。急ぎでない場合は、このような閑散期を狙って依頼するのもひとつの手です。余裕を持ったスケジュールで動くことが、結果としてお得な取り付けにつながります。

自分で取り付けるのは本当に得策か?

DIY取り付けのメリット・デメリット

ここまでプロに依頼する方法を見てきましたが、やはり「自分でやってみたい」「工賃をゼロにしたい」と考える方もいるでしょう。DIYでの取り付けは、成功すれば最も安上がりですが、それなりの覚悟も必要です。ここでは、DIYのメリットとデメリットを整理し、本当に自分で行うべきかを判断する材料を提供します。

メリットは工賃がかからないこと

DIYの最大のメリットは、何と言っても金銭的な節約効果です。業者に依頼すれば1万円から4万円ほどかかる費用が浮くため、その分をワンランク上の高性能なドライブレコーダーの購入資金に充てることもできます。また、自分の車の構造を知る良い機会になり、愛着が深まるという精神的なメリットも挙げられます。

デメリットは失敗のリスクがある

一方で、デメリットとして挙げられるのが失敗のリスクです。慣れていないと作業に数時間かかることは珍しくなく、休日の半日がつぶれてしまうこともあります。また、内装パーツを外す際に固定用のプラスチック製のツメを折ってしまったり、ダッシュボードに傷をつけてしまったりするトラブルも後を絶ちません。最悪の場合、修理費用が浮いた工賃を上回ってしまうことも考えられます。

配線の処理で仕上がりに差が出る

プロと素人の差が最も出やすいのが配線の処理です。プロは天井の内張りやピラー(柱)の中に配線を隠し、見えないように綺麗に処理しますが、素人が行うと配線がぶら下がったままになったり、隙間に押し込んだだけの配線が出てきたりすることがあります。見た目が悪いだけでなく、運転中に垂れ下がったコードが視界を遮るなど、安全面での問題にもつながりかねません。

取り付け位置は保安基準で決まっている

ドライブレコーダーは、フロントガラスのどこにでも貼ってよいわけではありません。道路運送車両法の保安基準により、「フロントガラスの上部20%以内の範囲」または「ルームミラーの裏側」に取り付けることが定められています。これを知らずに視界の妨げになる場所に設置してしまうと、車検に通らないばかりか、法令違反となる恐れがあります。DIYを行う際は、こうした法的なルールもしっかりと把握しておく必要があります。

参考:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示

よくあるDIYの失敗事例

「自分でもできそうだ」と思って挑戦したものの、思わぬ落とし穴にはまってしまったという事例は少なくありません。同じ失敗を繰り返さないためにも、よくあるトラブルのケースを知っておきましょう。これらは、DIYに挑戦するかどうかを決める重要な判断材料になります。

運転の邪魔な位置に付けてしまった

モニターを確認しやすいようにと、運転席側の目の前に取り付けてしまうケースがあります。しかし、これは前述の保安基準に抵触するだけでなく、運転中の視界を遮り、信号機や飛び出しへの反応が遅れる原因になります。一度強力な両面テープで固定してしまうと、貼り直すのが難しく、無理に剥がそうとしてフィルムアンテナを断線させてしまう二次被害も起きています。

内装を傷つけたり破損させたりした

配線を隠すためにピラーカバーやゴムモールを外そうとして、力任せに作業をした結果、パーツを破損させてしまう失敗です。特に冬場はプラスチック部品が硬化しており、割れやすくなっています。また、内張りを剥がすための専用工具(内張り剥がし)を使わずにマイナスドライバーでこじ開けようとして、パーツに傷をつけてしまうのも典型的なミスです。

うまく作動せず結局業者に依頼した

電源をヒューズボックスから取ろうとしたものの、どのヒューズに接続すればよいかわからず、適当に繋いだ結果、エンジンを切っても電源が落ちなかったり、逆に電源が入らなかったりするケースです。最近の車は電気系統が複雑で、誤った配線をするとアイドリングストップ機能や安全装備にエラーが出ることもあります。結局、自力での解決を諦めて業者に持ち込み、通常よりも高い「手直し工賃」を支払うことになるのは避けたい結末です。

 

取り付け前に知っておきたいドラレコの選び方

【一覧】カメラ・電源・駐車監視のコスト相関

取り付け費用や方法と同じくらい重要なのが、ドライブレコーダー本体の選び方です。どんなに綺麗に取り付けても、目的に合わない機種では意味がありません。取り付けの難易度や費用にも関わる選び方のポイントを3つ解説します。

カメラのタイプで録画範囲を選ぶ

まずは録画範囲を決めましょう。前方のみを録画する「1カメラタイプ」は、取り付けが最も簡単で工賃も安く済みます。あおり運転対策として人気の「前後2カメラタイプ」は、後方の映像も記録できますが、リアカメラへの配線作業が必要なため、工賃は高くなります。車内の様子や側面の状況も記録したい場合は「360度カメラタイプ」が有効です。自身の不安要素に合わせて選ぶことが大切です。

電源の取り方で取り付け難易度が変わる

電源の取得方法には、シガーソケットに挿すだけのタイプと、配線を内部で接続する直接配線タイプがあります。シガーソケットタイプはDIYでも簡単ですが、配線が見えてしまい、スマホの充電などでソケットを使いたい時に不便です。直接配線タイプは見た目がすっきりしますが、専門的な知識が必要です。業者に依頼する場合は、直接配線コードが付属しているか、オプションで購入する必要があるかを確認しておきましょう。

駐車監視機能の有無を確認する

買い物中の当て逃げや、夜間のイタズラ対策として需要が高いのが駐車監視機能です。この機能を使うには、エンジン停止後も電力を供給するための常時電源ケーブルや、専用のバッテリーが必要になります。配線作業が複雑になるため、工賃が追加でかかることが一般的です。駐車環境や防犯への意識に合わせて、この機能が必要かどうかを検討しましょう。

まとめ

ドライブレコーダーは、万が一の時にあなたを守ってくれますが、取り付け費用や方法に悩みすぎて導入が遅れてしまっては本末転倒です。

この記事の要点をまとめます。

·        確実性と綺麗な仕上がりを求めるなら、ディーラーや整備工場などのプロに依頼するのが安心

·        費用を抑えるには、ネット通販で本体を購入し、持ち込み工賃が安い業者に依頼するのが鉄則

·        DIYは工賃を節約できますが、破損や保安基準違反のリスクを十分に理解した上で行う

この記事で紹介した相場やコツを参考に、予算と安心のバランスが取れた最適な方法を選んで、安全なカーライフをスタートさせてください。

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