JOURNAL 

シネマエンドレス「ハロウィン THE END 」

ババアVS殺人鬼。長きに渡る因縁の対決が、壮絶に決着!

  • #その他

2023/04/15

あらすじ


 殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズが再びハドンフィールドを恐怖に陥れた事件から4年が経ち、街は少しずつ平穏な日常を取り戻しつつあった。

マイケルの凶刃から生き延びたローリーは孫娘のアリソンと暮らしながら回顧録を執筆し、40年以上に渡りマイケルに囚われ続けた人生を解放しようとしていた。

しかし、暗い過去を持つ青年コーリーが、4年間忽然と姿を消していたマイケルと遭遇したことをきっかけに、新たな恐怖が連鎖し始める。

ついにローリーは、長年の因縁に決着をつけるべく、マイケルと最後の対峙を決意する!!


 1978年に公開され、ホラー映画史に多大な影響を与えることになった「ハロウィン」。

その40年後の2018年に公開された正当続編「ハロウィン」、2021年の「ハロウィン KILLS」と続いた恐怖の44年間がついに決着!

© 2022 UNIVERSAL STUDIOS

筆者の推しどころ


 本誌2019年5月号「ハロウィン」、2021年11月号「ハロウィン KILLS」と本コーナーで4年間に渡り紹介してきたホラー映画の金字塔がついに最終章。

登場人物たちの心の闇を掘り下げ、まったく予想できない方向に流れていくストーリーに「え、そっちなの!?」と思わされたら最後、気が付くと目が離せない展開に。ホラーのお約束展開は外さず、しかし新しい切り口のホラーを見せてくれるだろう。

主演のジェイミー・リー・カーティスは1978年に公開された初代「ハロウィン」でデビューし、先月号で紹介した「エブリシング~」でアカデミー助演女優賞を受賞した名女優。

その彼女が40年間に渡り演じてきたローリーは、前作「ハロウィン KILLS」でこそ、半分以上病院のベッドにいたが、本作では期待に応える「ババアVS殺人鬼」を展開。

アカデミー女優の渾身の演技に「そんなババアいるか」と「こんなババアいたら怖いわ」が混在する別の意味でのホラー体験となるだろう。

おつかれさま、ローリー。ありがとうブギーマン!

ハロウィン THE END
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
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