JOURNAL 最新ニュース
日産、神戸製鋼所の低CO2高炉鋼材およびグリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材を2023年1月以降の日産車に順次適用
「コーベナブルスチール」の量産車適用は初
2022/12/28
日産自動車は2022年12月19日、神戸製鋼所が商品化した、高炉工程におけるCO2排出量を大幅に削減した低CO2高炉鋼材「コーベナブルスチール」と、グリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材を、2023年1月以降の日産車へ順次適用していくことを発表した。なお、「コーベナブルスチール」が量産車へ採用されるのは今回が初。
「コーベナブルスチール」は、神戸製鋼所が保有するミドレックス技術(天然ガスを使った還元鉄製鉄法。高炉法に比べ、製鉄工程でのCO2排出量を20~40%抑制できる)を用いて製造したHBI(熱間成形還元鉄)を加古川の高炉に多量に装入することで、高炉工程におけるCO2排出量を大幅に削減している。
今回適用される低CO2高炉鋼材は、製造時のCO2排出量をマスバランス方式により100%削減した「コーベナブルプレミア」で、具体的な使用量については今後協議して決定する予定。
また、神戸製鋼所が日産向けのアルミ板材を製造するために購入するグリーンアルミニウム原料は、太陽光で発電した電力のみを使用して電解精錬することにより、アルミニウム地金製造時のCO2排出量を約50%削減している。
今後、日産車へ適用する神戸製鋼所のアルミ板はグリーンアルミニウム原料を使用し、併せて日産の製造現場で発生したリサイクル原料も活用することで、製造時のCO2排出量をさらに削減していく計画。
2050年までに製品ライフサイクル全体でのカーボンニュートラル実現を目指している日産はこの取り組みについて、「車両重量の約60%は鉄部品、約10%はアルミ部品によって構成されている。グリーンスチールやグリーンアルミニウムの採用は、ライフサイクルの一部である部品製造時のCO2排出量を削減していくうえで大変有効」と位置付けている。

「コーベナブルスチール」ロゴ
あなたにおすすめの記事
-
【車種一覧、供給変更資料掲載】本田技研工業、各塗料メーカーへ2004~2026年の高機能クリヤー適応車種一覧及びバンパー供給形態変更に関する情報を提供
2026/09/14
-
国土交通省、第26期タクシー燃料価格激変緩和対策事業の申請受け付けを開始
2026/09/13
-
2026年10月より「個人ばく露測定」義務化、必要な対策とコスト削減例
2026/09/12
-
ハンドルなし・2人乗りのロボタクシー専用車「Cybercab」、日本初公開へ~9月に東京・大阪・名古屋で全4会場を巡回~
2026/09/12
-
国土交通省が「国際物流の多元化・強靱化に向けた実証輸送」の公募を開始
2026/09/11
-
日産の国内100万台生産と工場再編、事業再構築がもたらす競争力強化の行方
2026/09/11