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システムユーザーレポート vol.15 オーウィン(ラクロスⅡ)
鈑金見積りと顧客管理機能が連動するのが大きな魅力
2026/03/17
オーウィン
社長=齋藤裕也 所在地=宮城県柴田郡大河原町字新東30-7
使用ソフト=ラクロスⅡ
中古車販売店から独立し、トータルカーサービスの提供へ
宮城県の南部に位置し、山本周五郎の時代小説「樅ノ木は残った」のモチーフとなった樅の木がある船岡城址公園のほか、味噌などでも有名な柴田郡で鈑金塗装工場を営むオーウィン。
齋藤裕也社長は中古車販売店に勤めながら「自分の裁量で決めたサービスを提供したい」という思いと、「この業界にいるのならば独立を目指す」という目標を持ち、2014年に個人事業主として開業した後、2016年に法人化し、現在に至る。
開業当初は自動車販売をメインとしていたが、トータルカーサービスを目指し、鈑金塗装、車検整備を行い、業容を拡大した。
現在の同社の売り上げ比率はオークション車両の加修と販売が8割を占めており、残りの2割は車両販売や事故車修理の保険仕事と車検・整備となっている。オークション車両に関して、齋藤社長は前職では仕入れ担当をしており、車の目利きに対しては自信を持つ。その経験を活かし、程度の良い事故車を買い付け、修復歴が目立たないように修理し、オークションで販売している。
齋藤裕也社長(中央)とスタッフ
開業から5年目に顧客管理ソフトを導入
中古車の加修がメインだったこともあり、それまでの顧客管理や見積りはノートやエクセルを用いていたが、徐々に顧客と入庫が増えてきたことで、効率面を重視してシステムの導入を決断する。現場作業を一任されている長田淳工場長は「それまで勤めていた工場では鈑金塗装見積りと顧客管理が別々のソフトで作業に不便さを感じていた。今後、整備が増えていくことを考えると鈑金塗装以上に顧客管理が重要になっていくことを考えるとほかの選択肢はなかった」と話し、2021年1月にラクロスⅡを導入した。
導入後、鈑金塗装の見積りに関して「保険仕事はそこまで多くないが、それまでのソフトになかった指数が出るだけでなく、見積書の作成自体も容易になった」と手応えを口にする。車検整備に関してもこれまではエクセルで管理していたことで多くの時間を費やしてきたが、顧客管理機能を使うことで誰に何をどの程度の金額で作業したのかがすぐに分かり、諸経費の計算などもすぐにできるため作業効率は大きく上がったことについて「鈑金塗装、車検整備の顧客管理が一緒になっているのはとても使いやすい」。
鈑金見積書の作成は大幅にスピードアップ
遠隔サポート、営業とともにその先を目指す
使い慣れていないシステムの導入ではあったが、サポートシステムを活用することで問題はすべて解決している。「操作に困っても遠隔ですぐにサポートしてもらえるサービスはとても助かっている。担当営業による現地対応も迅速で信頼している」と話す。
今後は、SNSなどを利活用して一般ユーザーへのアピールを強化し、車検や整備の入庫増を視野に入れるなど、先を目指した動きを意識している。システムの有効活用は企業に多くの選択肢を与えることになる実例だろう。
作業効率を重視し導入した測色機
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2023年6月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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