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BASFとCarlyle、コーティングス事業の取引を完了
事業価値77億ユーロ、旧コーティングスのSurventis株式40%を保有
2026/07/09
2025年10月10日に発表されたCarlyleとBASFの間のコーティングス事業に関する取引は、必要なすべての規制当局の承認を得たことを受け、2026年6月30日に完了した。同取引の事業価値は77億ユーロにのぼる。
2026年6月30日、BASFは税引前現金収入として約58億ユーロを受け取った。取引完了を受けて、BASFは自動車OEM向け塗料、自動車補修用塗料、および表面処理事業からなる、旧 BASF コーティングスであるSurventis(サーヴェンティス)の株式40%を保有している。本取引と2025年10月に完了した建築用塗料事業の売却と合わせると、旧 BASF コーティングス事業本部全体の事業価値は87億ユーロと評価される。
戦略的焦点の明確化と将来的な価値創造
BASF SE取締役会会長のDr.マーカス・カミートは、「今回の取引が無事完了したことは、スタンドアローン事業の価値を引き出すことを目指す『Winning Ways(成功への道のり)』戦略において、重要な節目となる。BASFの戦略的焦点をより明確にしつつ、40%の株式を保有することで、コーティングス事業における将来的な価値の創造に引き続き携わっていく」と、コメントしている。
また、BASF SE取締役会メンバーであるアヌープ・コタリ氏は、「新たな所有体制は、Surventisの収益性の高い成長に向けた素晴らしい基盤となるだろう。BASF コーティングスの元従業員の皆さんが、独立した企業において新たな未来へと踏み出すにあたり、ご活躍を心よりお祈り申し上げる」と、コメントしている。
非継続事業としての会計処理
BASFは2025年9月30日より、コーティングス事業を非継続事業として計上している。2025年1月1日に遡って、コーティングス事業の税引後利益はBASFグループの税引後利益の中において別個の項目「非継続事業からの税引後利益」として開示され、前年度の数値もこれに合わせて修正されている。2026年6月30日に完了した本取引による売却益も「非継続事業からの税引後利益」として計上されるため、BASFグループの純利益および1株当たり利益に反映される。処分グループとしてのコーティングス事業の純資産帳簿価額は、2025年末時点で約30億ユーロだった。
2026年7月より、BASFが保有する新会社の株式40%は持分法適用会社に対する金融投資として会計処理される。この金融投資における純利益のうちBASFに帰属する部分は、「その他」に分類される事業の特別項目控除前EBITDAとして計上される。