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【車業界版・今日は何の日】7月2日は「コムスが発表された日」!現場で使える顧客トークネタ

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2026/07/06

7月2日はトヨタ車体「コムス」が発表された日

 2012年7月2日は、トヨタ車体が1人乗りの超小型電気自動車(EV)「コムス(COMS)」を発表した日。
宅配業者をはじめとする多くの現場で大活躍している働き者だ。 このコムス、デザインの愛らしさもさることながら、構造的な大きな特徴として「樹脂製ボディパネル」を多用している点が挙げられる。徹底的な軽量化を追求した結果の選択だが、この「樹脂」というキーワードが、鈑金塗装業界にどれほどの試練と進化をもたらしたかは、現場の皆様はよくご存知だろう。


 現代の自動車修理において、バンパーだけでなくフェンダーやバックドアに至るまで、樹脂パーツの採用割合は増える一方だ。鉄板とは全く異なる性質を持つ樹脂パーツの補修は、まさに職人の腕と知識の見せ所である。 熱を加えるとすぐに変形したがるため、赤外線ヒーターの温度管理には極めてシビアな目が要求される。樹脂特有の弾力性に追従する専用の柔軟性パテや、密着性を高めるプライマーの選定など、機嫌を損ねて後々塗膜が剥がれてしまわないよう、繊細な気配りが必要だ。
 また、一口に樹脂と言っても、PP(ポリプロピレン)やABS、POMなど、その素材によって性格はバラバラ。それぞれに合った適切なアプローチをしてあげないと、たちまちそっぽを向かれてしまう。 素材ごとの特性を見極め、サンディングのペーパー目を調整し、厄介な静電気を除去しながら調色・塗装を行わなければならない。特にコムスのような事業用モビリティに多いソリッドカラーの塗装では、隠蔽性の確保とタレを防ぐ絶妙なガンさばきが仕上がりを左右する。

 樹脂パネルの多用は、超小型モビリティや最新の大型EV全般における世界的なトレンドだ。車両を極限まで軽くして電費を伸ばすためには、避けて通れない進化である。 つまり、これからの鈑金塗装工場にとって、進化し続ける樹脂素材への理解と最新のプラスチック溶接技術の習得は、未来を生き抜くための強力な武器になる。街を軽快に走る次世代モビリティたちのツヤツヤとした美しい外観は、プロフェッショナルの確かな技術によって力強く守られているのだと感じる。