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ユーポン、代理店会を開催
業界課題の解決に向けた方針と今後の成長戦略を共有
2026/04/14
ユーポン山縣社長、中東情勢を受けた供給不安について言及
ユーポン(山縣繁晴社長、本社=東京都千代田区)は4月11日、東天紅上野本店(東京都台東区)で代理店会を開催した。
開会の挨拶に立った山縣社長は、まず、中東情勢の混乱によって原材料供給が不安定となり、一部製品において出荷制限や急な価格改定が発生していること、そのために販売代理店においてはユーザーへの説明などの負担がかかっていることについて謝罪の意を表すとともに、困難な状況の中でも現場を支えている代理店に改めて感謝の言葉を伝えた。
そして、原材料価格の高騰、物流費の上昇、人手不足などの車体整備業界を取り巻く課題を列挙した上で、「アクサルタの技術力を背景とした高品質、高生産、環境対応という強みを、車体整備工場に理解してもらい、作業時間の短縮、品質の安定、トータルコストの削減などによって、皆様(代理店)の顧客の経営改善に役立ていただければと考えている。我々の価値を市場にしっかりと伝えていくことが、今後の成長の鍵になると確信しており、単なる価格競争ではなく、価値で選ばれるブランドとして、我々も皆様と一緒に拡販に邁進していきたい」と、今後の方針を示した。
ユーポン・山縣繁晴社長
アクサルタの日本法人・齋藤社長とアジアパシフィック地域リフィニッシュコーティング担当副社長のリー氏が、アクゾノーベルとの合併によるシナジーを説明
続いて、アクサルタコーティングシステムズ日本法人の齋藤友良社長が登壇し、改めて中東情勢に起因した供給不足や価格改定などについて謝意を示した。その上で「製品供給については海外の工場と連携し、できる限り早く皆様にお届けできるように調整をしている」と、近況を報告した。
その後、同社アジアパシフィック地域リフィニッシュコーティング担当副社長のサイモン・リー氏からのビデオレターを紹介。その中でリー氏は、昨年11月に発表されたアクゾノーベルとの合併について触れ、「本取引によって、私たちが顧客へ提供する価値を高めることができると確信している。アクゾノーベルとともに幅広い塗料ラインアップを提供し、技術力と研究のプラットフォームを強化して、顧客への継続的なイノベーションを推進する。さらに、この統合により顧客のビジネスにより良いサービスを提供できる体制を整えていく」と、その意義を強調。合併時期については2026年末から2027年初頭ごろになるとの見込みを示し、それまでの間は引き続き両社が独立した企業として運営されることを説明した。
また、併せてコンピューター調色システムのアイラス・スキャン(Irus Scan)、全自動調合機のアイラス ミックス(Irus Mix)の販売動向や、アクサルタが日本におけるBMWカラーシステムの独占サプライヤーに選定されたことなど、近年のトピックスを紹介した。
リー氏のビデオレターの内容を受けて、齋藤社長は世界市場におけるアクサルタの2025年度売上高が約8,000億円に上ったことに言及するとともに、アクゾノーベルとの合併が成立した場合、売り上げ規模は約2兆5,000億円(1ドル150円換算)になるとの試算を示し、塗料メーカーとしては世界2位になる見込みであることを解説した。
アクサルタコーティングシステムズ・齋藤友良社長
高い乾燥性と作業性を実現する「ウルトラパフォーマンスエナジーシステム」を紹介
アクサルタ日本法人の國宗明宏営業統括部長は、ウルトラパフォーマンスエナジーシステムの新製品としてCC6770、XF3081、XF3084、XF3087を紹介。
今年1月より販売を開始したCC6770は、60℃×5~10分、40℃×10~15分、20℃×30~55分という高い乾燥性を有する2:1のクリヤー。前モデル使用時に必要とされていたベースコートへの硬化剤の混合や、プラスチック部品への塗装時における軟化剤の混合が不要となり、作業性が向上している。
XF3081、XF3084、XF3087は、前モデルから乾燥性などの性能を引き継ぎつつ、1種類でサンディング仕様、ノンサンディング仕様に対応することを可能とした、混合比1:1のサフェーサー。同製品については、年内の販売開始予定が示された。
プレゼンの最後に國宗営業統括部長は、「次世代のウルトラパフォーマンスエナジーシステムとして発売した3代目クリヤー、今年発売する2代目のサフェーサー、そして水性ベースコートのクロマックスプロを組み合わせることで、エネルギー消費を最大49%、ブース占有率を最大50%削減することが可能となる。これは、昨今のエネルギーコストの高騰や人手不足を解消する、他社にはない武器だと考えている。ぜひ、このウルトラパフォーマンスエナジーシステムを活用して、新たな顧客の獲得につなげていただきたい」と、同システムの市場優位性を強調した。
アクサルタコーティングシステムズ・國宗明宏営業統括部長
販売員のモチベーション向上へ、第2回「MVAキャンペーン」表彰式を開催
続いて、ユーポンの瀬山哲也取締役統括営業部長がプレゼンターとなり、MVAキャンペーンの表彰式を開催。MVAとは「MOST VALUABLE AXALIST」の頭文字で、優れた成績を収めた販売員を表彰する制度のこと。今回で2回目の開催となる。
表彰式に先立ち瀬山取締役は「販売活動をしていただく人にとって、何か目指すものができればという一心で作ったのがこのMVAである。これからキャンペーンの回を重ねていくことで認知が広がり、実績となって、皆様にとっての一つの目標になることを願っている」と、同賞設立の目的を紹介した。
ユーポン・瀬山哲也取締役統括営業部長
第2回「MVAキャンペーン」各賞の受賞者は、次の通り。
■GNC MVA(新規顧客獲得数)
森谷祐希氏(マルサン塗料)
■OEM MVA(ディーラー内製工場獲得数)
浜野貴司氏(スピーディ販売)
■WBC MVA(水性塗料獲得数)
小林祥紀氏(小林商店)
■SPT MVA(測色機販売数)
相原恒大氏(ユーキ塗料)
■LEP MVA(ローエナジー塗料を多く販売した代理店に対する表彰)
エスブランドジャパン