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【中東問題、ナフサ不足】目詰まりさせている企業とは!? 高市首相「石油化学メーカーのみならず、石油の元売りからも、従来を大きく超える1.8倍の量を供給可能にする」と発言
2026/06/05
中東問題、ナフサの不足について高市総理大臣は2日、官邸で開かれた中東情勢の関係閣僚会議で、ナフサ由来の化学製品を含む石油製品について、「輸入量は例年通りかつ、供給量も来年3月以降までめどがついている」と発言。
塗料・シンナーなどにつながるサプライチェーンの在庫は、「他と比較して少ないため、原料であるトルエン・エチレンの石油化学メーカーのみならず、石油の元売りからも、従来を大きく超える量をシンナー、塗料メーカーなどに新たに、直接供給することで例年の需要の1.8倍の供給を可能にする」と述べた。
ナフサ目詰まりの真の原因とは
6月1日に、ナフサ不足の原因が分かったという記事を上げた
https://bsrweb.jp/article/269764
政府が言うように、ナフサが足りているのなら、じゃあいったい誰が供給を止めているのかという話になる。萩生田光一幹事長代行の「意地悪で手元に置いているのではなく、不安だから置いているわけです。ここで安易に増産をしてしまうと、将来それがだぶついて、結果として、しわ寄せを受ける企業も出てくる」という発言にヒントがある。
この「安易に増産」の部分。ナフサを製造している企業と輸入している企業があるのは皆様もご存じだと思う。多くの企業はナフサを海外から輸入している。輸入している企業は輸入しているだけで作っていないので「安易に増産」はできない。ということは、今回ナフサを目詰まりさせているのは増産できる設備を持った企業ということになる。
また、萩生田氏は「本当は『ここにいっぱいあります』と声を出して言いたいんですけど、そう言うとその会社が評判が悪くなっちゃって」「『もうちょっと早く出さないと評判悪くなりますよ』というようなことも、なんとなく伝えながらです」
と発言しており、萩生田氏と直接連絡を取れるくらいの大企業ということになる。大型製油所を持っていて、自社エチレンプラントを持っていて、萩生田氏とも連絡が取れる大企業は日本には2社しかない。
政府は強制的な増産という手段ではなく、まずは不当な在庫抱え込みを解消させ、既存の在庫を市場に正常に流通させることを目指している。流通の歪みを是正することで、末端における不足感と価格高騰を抑制するのが狙いである。一刻も早い目詰まりの解消を願うばかりである。
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