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三菱自動車、2025年度通期決算を発表 売上高は前年同期比4%増の2兆8965億円
営業利益は755億円を確保し、新型『デスティネーター』投入など着実な立ち上がりを見せる
2026/05/13
三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)は2026年5月8日、2025年度通期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算を発表した。同期間の売上高は前年同期比3.9%増の2兆8,965億3,600万円、営業利益は同45.6%減の755億1,700万円、経常利益は同20.0%減の789億800万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比75.6%減の100億1,500万円としている。
不確実性が高まり環境変化が激しさを増す中で、同社は修正後計画通りの利益水準を確保した。新型『デスティネーター』(インドネシア、ベトナム、フィリピンに投入)を含む新型車投入が着実に立ち上がっているほか、日本市場における『デリカ D:5』の2025年度販売台数が過去最高を記録し、『デリカミニ』の最上級グレードの注文も堅調に推移している。
地域別実績と販売状況
小売販売台数は、グローバル全体で前年同期比5%減の79万7,000台となった。地域別では、日本市場が前年同期比3%増の12万2,000台、欧州が同18%減の4万2,000台、アセアンが同2%減の24万5,000台、北米が同11%減の16万5,000台となっている。
主要モデルの販売実績では、『トライトン/L200』が13万1000台、『アウトランダー/PHEV』が13万台、『エクスパンダー/HEV』が10万2,000台を記録した。また、新型の『エクスフォース/HEV』は4万9000台(前年同期比1万6,000台増)、『デスティネーター』は2万4,000台の販売を記録している。
2026年度(2027年3月期)の業績見通し
2026年度の通期業績見通しについて、三菱自動車は売上高3兆2,600億円(前年同期比13%増)、営業利益900億円(同19%増)、経常利益800億円(同1%増)、当期純利益250億円(同150%増)を見込んでいる。
中東リスクを考慮した上での計画となっており、地政学リスクなどの不透明な環境下でも変化耐性の高い経営基盤への進化を加速させる方針だ。2025年度下期に投入したモデルの通年効果や仕向け地の拡大、新型クロスカントリーSUVのローンチなどに取り組むとしている。
配当および今後の取り組み
配当金については、2025年度の年間配当を1株あたり10円(中間5円、期末5円)とした。2026年度についても、年間予想配当として1株あたり10円を据え置く見通しだ。
2026年度の主な取り組みとして、各地域での重点施策を以下の通りとしている。
- アセアン:新型車の通年効果、クロスカントリーSUVの投入、HEVモデルの展開
- オセアニア:新型モデル投入とラインナップ拡充によるブランドバリュー向上
- 中南米:『L200/トライトン』の拡販、新型『デスティネーター』の販売本格化、モデルラインアップ強化
- 中東・アフリカ:新型『デスティネーター』の順次展開、SUVをコアとしてブランド確立
- 日本:デリカシリーズの販売拡大、新型車立ち上げ
- 北米:顧客ニーズに応える類別拡充によるディーラー小売強化
- 欧州:『アウトランダーPHEV』『エクリプスクロス』などのコアモデル販売強化
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