JOURNAL 

システムユーザーレポート vol.1 ピットオフ西帯広店(スーパーアトム3NEXT)

拠点間で顧客データを共有し、 顧客とスタッフに寄り添っていく

  • #ユーザーレポート

2026/03/10

ピットオフ西帯広店

社長=岡本謙一 所在地=北海道帯広市西22条南3丁目1−1 

使用ソフト=スーパーアトム3NEXT(カスタム)

https://www.pitoff.jp/shop_list/nishiobihiro/

システム導入により、顧客情報を共有

北海道帯広市に本社を置くオカモトグループは、北海道で初のセルフ式ガソリンスタンドを始めたほか、コイン洗車場、指定管理事業、リユース事業、大型書店の経営など多角的に業務を行っている。同社の自動車関連のカーライフ事業部を支えているのが北海道で7店舗を展開するピットオフである。

ピットオフはタイヤ交換と車検整備を行うタイヤ量販店である。会員向けアプリを開発し、車検案内なども行っており、入庫は年々増加している。

整備・顧客管理システムを導入したのは2010年。当時は各拠点ごとの管理だったが、2018年に後継機「スーパーアトム3NEXT」を導入し、全拠点管理機能やPOS(販売時点情報管理)システムをオプションにつけることで7店舗間での顧客データが連動するようになった。

それにより、帯広エリア全体で車検時期告知やオイル交換、交換サイクルなどの対象車を抽出することが容易となった。また、商品価格や在庫状況も管理することで、店舗間のサービスを統一できるだけでなく、欠品などによる機会損失を防ぐことにもつながった。松久均シニアマネージャーは「北海道の人たちは引っ越しをした際も同じエリアにいる場合が多く、各拠点で顧客情報が共有されていることでオイル交換時期の適切な提案や、修理履歴等による車の状況等の把握が容易になった」と話す。

松久均シニアマネージャー

カーオーナーのため、スタッフのための作業効率の見直し

冬タイヤへの交換は10 〜11月にピークを迎え、その間に雪が降るような状況になると近隣道路が渋滞になるほどの行列を生み、現場で働くスタッフの仕事を圧迫した。これらの効率化を図るために、同社で開発したアプリを使い、タイヤ交換の完全予約制を開始した。開始当初は駆け込みで来たユーザーや現場からの反対もあったが、「待たせないための予約制」を周知させることは、現場にとって作業計画を組みやすくなり残業時間の削減につながり、ユーザーにとっても快適なタイヤ交換を提供した。

車検に関しては7店舗で30人ほどいる整備士が細かく工程管理を行い作業に当たっている。以前は車検仕事の獲得に注力をしていたが、現在では現場の状況を見て入庫しているという。「整備士として働くスタッフへの還元を優先し、収益性を考えて1台当たりの単価を上げるようにした」。

拠点間連動は営業の可能性を大幅に広げた

グループシナジーを有効活用してさらなる発展を目指す

同社は多くの事業部があることから各部署との連携にも力を入れている。ガソリンスタンド事業部と連携をして、「車検入庫をしたユーザーには1年間ガソリン1リットル当たり15円引き」のキャンペーンはその最たる例である。松久氏は「情報を分析し、その意味を現場に正しく理解をしてもらい実践することがカーオーナーの信頼を生み、厳しい自動車業界の中で生き残る会社となる」と力を込める。

部署間の垣根を越え、アプローチの仕方を模索し続け、新たな顧客創出と同時にスタッフとの信頼構築を両立していく同社の姿は多くの企業の参考となることだろう。

※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2022年4月号に掲載の記事を元にしています。

※掲載内容は、取材当時のものです。

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